目的別|塾の選び方
2020.05.25
通塾の目的としては、以下のようなものが挙げられます。
- 受験合格のため
- 学校の成績をあげるため
- 学習習慣を身につけるため
ここからは、通塾の目的に応じた、塾選びの際のチェックポイントをご紹介していきます。
目次
「受験合格のため」にチェックすべきこと
「進学塾」であるか
塾には大きく分けて「進学塾」と「補習塾」があります。
進学塾はおもに受験に特化した指導を、
補習塾はおもに学校の授業のフォローや定期テスト対策に特化した指導を行います。
ですから、受験合格のためであれば「進学塾」を選ぶようにしましょう。
また、規模の大きい塾であれば、受験向けのコースやクラスが別に設置されているところありますので、そちらも合わせて確認しておきましょう。
志望校への合格実績はあるか、それは信頼できる実績か
志望校、もしくはそれに近いレベルの学校に合格者を輩出しているかを確認しましょう。
多くの合格者を輩出しているようであれば、そのレベルの学校に合格させるためのノウハウを持っていると考えられます。
そして、そのような塾には、同じ学校を志望する仲間も多数在籍する傾向にあり、同じ目標に向かって切磋琢磨し合える環境といえます。
一方で、合格実績と一口に言っても、それが「教室の実績」なのか、「塾グループ全体の実績」なのか、という点に注意が必要です。
通塾を考えている教室自体の実績があるのであれば、そちらを参照するようにしましょう。
ほかにも「延べ人数」といって、1人の生徒が複数の学校に合格していた場合、各学校の実績に1名ずつ人数を計上している塾もあります。
合格しているという点では変わらないのですが、入塾前に確認しておくとよいでしょう。
志望校の受験科目、およびレベルに対応しているか
塾によっては、志望校のレベルに応じてコースやクラスを分けているところがあります。
志望校合格に必要なレベルの指導がされているか(そのようなコース・クラスがあるか)は確認しておく必要があります。
また、指導科目も確認しておくとよいでしょう。
一般的な主要5科目対応のほかに、小論文や面接などの対策を行っている塾もあります。
入塾テストを実施しているか
入塾の際に、テストを行っている塾もあります。
「一定以上の学力がなければ入塾できない」ということですが、裏を返せば「クラスやコースの生徒のレベルを一定以上に保つため」に実施しているともいえます。
同じか、それ以上のレベルの生徒が集まる環境の中で、競い合いながら勉強したいのであれば、入塾テストの有無は確認しておきましょう。
「学校の成績をあげるため」にチェックすべきこと
「補習塾」であるか
先にも紹介しましたが、補習塾はおもに学校の授業のフォローや定期テスト対策に特化した指導を行います。
したがって「定期テストの点数を上げたい」「推薦入試や公立校受験を見据えて内申点を上げたい」などの目的にはピッタリです。
ただし、受験のために実力をつけたいと考える場合には不十分な可能性もあります。
学校別対策をしてくれているか
補習塾は地域密着型であることが多く、地元の学校の授業進度に合わせて指導が行われます。
また、学校別のテスト対策や学校への提出物のチェックなども行っている塾もあります。
お子さまの 通っている学校に対応した指導や、テスト対策が行われているかをしっかり確認しておきましょう。
「学習習慣を身につけるため」にチェックすべきこと
宿題の管理体制や連絡体制はどうか
学習習慣を身につける上で、出された宿題をきっちり行うことは重要です。
お子さまが 宿題をやってきているかの事実確認だけでなく、ていねいに取り組んでいるかの内容確認まで行ってくれるかどうか。
さらには、宿題忘れや、ていねいにできていない場合の対応、家庭への連絡など、管理体制、連絡体制も確認しておきましょう。
やる気を出させてくれるような指導やサポートはあるか
成績優秀者の表彰、個別面談といったシステムやサポートがあると、モチベーションの向上や維持につながります。
また、指導の内容や方法が生徒にとって面白いと思えるものであればなおよいでしょう。
自習室はあるか
塾によっては自習室を利用できるところがあります。
有料/無料、PCの有無などの違いがあるため、入塾前に校舎に行く機会があれば、自習室も見学し、利用ルール等を確認しておくとよいでしょう。