塾と家庭教師の違い
2020.07.13
塾と家庭教師の違いについて、ここでは、以下の項目に分けて説明していきます。
- 対象の児童・生徒
- 指導内容
- 講師
- 形式
- サポート
- 利用する時間帯
- 料金
- 向いている生徒
目次
塾と家庭教師の違いとは
対象の児童・生徒
塾…幼児、小学生、中学生、高校生、浪人生
家庭教師…幼児、小学生、中学生、高校生、浪人生
対象の児童・生徒については、塾と家庭教師であまり違いはありません。
どちらも、幼児から浪人生まで幅広く利用できます(実際に利用できるかは、事業者によって異なります)。
指導内容
塾…全体で定められたカリキュラムに沿う or 生徒一人ひとりに合わせた指導
家庭教師…生徒に合わせて指導を行うが、講師の能力による部分も大きい
塾は、集団指導塾と個別指導塾で大きく分かれます。
集団指導塾では、全体で定められたカリキュラムに沿って指導が行われますが、個別指導塾では生徒一人ひとりに合わせた指導を行います。
家庭教師も、個別指導塾と同様に生徒に合わせて指導を行いますが、講師一人で訪問するという特性上、学習時間中の理解度や進度が講師の能力に左右されやすいと言えます。
講師
塾…正社員、アルバイト両方あり
家庭教師…アルバイトが多いが、社会人講師もいる
塾の講師は、正社員、アルバイトの両方のパターンがあります。
特に集団指導塾では正社員講師、個別指導塾ではアルバイト講師が多い傾向があります。
一方、家庭教師はアルバイトが多いです。
ただし、学生だけではなく、社会人の講師が在籍しているところもあります。
形式
塾…完全個別指導以外は1対多数
家庭教師…1対1
塾は「完全個別指導」と掲げているところ以外は、基本的に講師一人に対して生徒多数の形式になります。
ほかに映像指導型や自立学習型の塾もありますが、講師が一人の生徒のそばにずっと付いていることはほとんどありません。
一方、家庭教師は1対1が基本です。
例外的に、姉妹や兄弟を同時に指導することはあっても、講師が付きっきりで見てくれるのは家庭教師の一番のメリットといえます。
サポート
塾…進路相談や面談、定期報告、自習室などの施設の開放
家庭教師…進路相談、面談、定期報告
塾では、定期的な進路相談や面談、報告を受けることができます。
また、自習室などを無料開放している塾も多く、学習環境を変えられたり、授業時間外でも質問ができたりするのも利点です。
家庭教師でも、進路相談や面談、定期報告などのサポートを受けることができます。
ただし、自習室などは当然なく、授業時間外に講師に直接質問したりすることもできません。その点では塾のほうが充実 していると言えるでしょう。
利用する時間帯
塾…夜が多い
家庭教師…夜が多い
利用時間については、塾と家庭教師にあまり違いはありません。
どちらも、生徒が学校から帰宅したあとの時間帯の、夕方から夜にかけての利用となることが多いです。
料金
塾…安い
家庭教師…比較的高い
塾は、基本的には家庭教師よりも安いです。
ただし、個別指導塾の場合は、講師一人あたりが担当する生徒数に差がないため、家庭教師とあまり変わらないところもあります。
一方、家庭教師の料金は、塾と比較すると高いといえます。
また、授業料のほかに、塾ではかからない、講師の交通費が発生することも多いです。
向いている生徒
塾…競争意識の強い生徒
家庭教師…一人のほうが勉強しやすいという生徒
塾に向いている生徒の特長は、競争意識が強いことです。
特に、集団指導塾は、ほかの生徒と一緒に授業や解説を受けるので、より切磋琢磨できる環境といえます。
逆に家庭教師は、一人の ほうが勉強しやすいという生徒に向いています。
先に述べたように、講師が付きっきりで見てくれるほか、自宅での学習になるため、周りの状況に振り回されることなく集中できます。