集団指導塾とは
2020.05.25
目次
集団指導塾の特徴
集団指導塾とは、基本的に講師1人×生徒複数人の塾を指します。
授業は講師による講義形式で、カリキュラムや時間も全体で定められています。
規模は、人数の少ないところであれば4人ほど、多いところでは20~30人になることもありますが、大人数の場合は、成績や志望校レベルに応じたクラス分けが行われたりもします。
集団指導塾のメリット
競争心が芽生える
集団指導塾は、複数人で同時に学習を進めるため、競争心が芽生え、刺激になります。
クラス分けを行っている塾であれば、「もっと上位のクラスに行くぞ!」といったモチベーションの向上にもつながるでしょう。
授業のペースに遅れが生じない
授業のペースは基本的に塾と講師がリードしてくれます。
そのため、受験や定期テストの出題範囲に遅れることなく指導を受けることができます。
授業料が安い
集団指導塾は講師1人で同時に複数の生徒を指導できるので、人件費の面から授業料が安くなる傾向にあります。
集団指導塾のデメリット
授業のペースが速いため、ついていけない生徒も
集団指導塾では、講義形式で授業が進むため、ペースについていけない生徒が出てくることがあります。
また、消極的な生徒は質問ができず、わからない部分がそのままになって進んでしまうことも。
そういった場合、塾は授業後の質問時間や補講などで対応します。
単元の途中からになる場合がある
集団指導塾はカリキュラムが定まっているため、年度の途中で入塾した場合、まだ学習していない単元からスタートになることもあります。
この場合も、塾によっては補講などで対応してくれますが、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
集団指導塾が向いている生徒
集団指導塾は
- 一定の学力がある
- 積極的(消極的ではない)
- 競争心がある
生徒が向いています。
一定の学力の目安としては、
「学校の授業についていけているか」
「テストで平均点以上取れているか」
などが挙げられます。
ただし、塾生のレベルやクラスによっても変わるので、入塾前に、成績やテストの点数の目安、学校で習っている範囲と塾での授業範囲の差などを確認しておきましょう。
積極的かどうかについては
「授業で手を挙げるタイプか」
「授業後に質問に行くか」
などが判断基準になってきます。
ただし、少し消極的な子であっても、授業後などに質問時間を設けている塾を選べば、つまずきを取り戻すことができます。
「うちの子は消極的だけど大丈夫かな?」と不安な場合は、入塾前に相談してみるといいでしょう。
競争心については、授業以外に日常生活や部活動などでも判断できます。
負けん気が強い生徒は、一人で黙々とやるよりも、ライバルがいる環境の方が成果が出ることもあります。