高校生だから意味がある!ボランティア徹底解説
2023.04.26
「ボランティアって大変そう…」、「社会に貢献するって自分にはハードルが高いな…」と考える人もいるでしょう。
ボランティアと聞くと、「奉仕活動」というイメージが強く、難しそうな印象を受けますよね。
しかし、「ボランティアは自己実現の場」 と定義されていることを知っていましたか?
この記事では、自分と向き合う機会であるボランティアに注目しながら、高校生がボランティアをする意味や、おすすめのボランティアを紹介します。
目次
ボランティアとは?
ボランティアとは、一般的に自分の意思で他人や社会に無償で貢献することを指します。
ボランティアの特徴として、主体性や、さまざまな人と関わる体験や、それによって生まれる気づきが重要視されています。
ボランティアの定義
ボランティアと聞くと、「責任感がないとできないの?」、「ちょっと興味があるだけでは行きにくそう」と考える人も多いでしょう。しかし、ボランティアは単なる社会貢献ではありません。
厚生労働省は、ボランティア活動を、自己実現の場としても紹介しており、社会においてその活動が広がることで社会貢献へとつながるとしています。
つまり、ボランティア活動は、自分自身と向き合う場でもあるということです。
誰かのためになにかをするという側面は重要ですが、あなたが参加して、さまざまなものと関わるなかで自分がどういう人間なのかを考えることもボランティア活動では重要なのです。
高校生がボランティアをする意味
高校生がボランティアをする意味は、3つあります。
ボランティアをする環境は、自分がいままで経験したことのないものが多いと思います。
また、日常生活の人間関係のなかでは接する機会がない人とも交流できるでしょう。
そのような体験や出会いは、あなたに新たな気づきを与えてくれたり、なにかを考えるうえでの新たな視点を与えてくれたりします。
ボランティアは活動したら終わりではなく、その後の人生でいかせるような学びが得られることが魅力です。
小規模な活動でも、社会に貢献できたことへの達成感を得られますし、大規模なものならニュースで見るような社会問題に直接関わったりすることもあります。
ボランティアを通して自分が社会の一員であることを実感し、社会で起きていることを自分ごととして捉えることができるようになるでしょう。
これまで紹介したメリットは、どれも自分が将来どういう人間なりたいか、どういう分野に興味があるのかということを考えるうえでのヒントになります。
大学、専門学校、就職、どの進路を選択しても、高校までの学びと比べて確実に専門性は高くなります。
だからこそ、どんなことに自分の興味、関心があるのかを考えるうえで、自分と向き合う場としてボランティアを利用することは進路選択の助けになるでしょう。
総合型選抜(推薦入試)でのいかし方
大学入試のひとつの方式として、総合型選抜があります。
その面接や志望理由書を書くときに、自分がどのような興味、関心をもっているのか示すものとして、ボランティア活動を使うことができます。
自分の興味や関心がボランティアを通して生まれたことや、それに関連する社会問題についてどのような問題意識をもっているのかなどを伝えれば、大学での学びを志望する理由に説得力が増すでしょう。
評価の対象となるのは、自分がもっている問題意識に対して、行動を起こす主体性です。
複数回、さまざまなボランティアをしていたり、1つのボランティアで長期的な活動をしたりしていれば、主体性を示しやすくなります。
そのため、評価に加点されるという動機で高校3年生になってから1回だけボランティアに参加しても、あまり評価はされないでしょう。
ボランティアの参加を証明する書類としてボランティア証明書があるので、なるべく証明書を発行してもらい、大学に提出しましょう。
活動報告書についてはこちら
ボランティアの選び方
ボランティアを選ぶ際に気をつけることは2つあります。
場所の候補としては、地元、県外、海外の3つがあります。
地元のボランティアであれば、気軽に参加しやすいものも多いですが、県外、海外となると、参加するための交通費が自己負担である場合が多いです。
また、期間についても県外や海外は長くなる傾向にあります。その際にかかる宿泊費用に関しても、自己負担になる場合が多いです。
場所と期間の組み合わせによって参加するために必要な費用も変わるので、保護者の方と相談しながら、無理のない範囲でボランティアを選びましょう。
信頼できる団体かを調べるときにチェックするポイントを以下にまとめてみました。上の条件ほど重要になるので、参考にしてみてください。
→会社概要or法人概要、代表者名、事業所所在地、活動実績が記載されているか確認しましょう。
→HPやSNSをチェックしてみましょう。活動報告が更新されていない場合、形だけの団体もしくは現在は活動していない団体の可能性があります。
→取得するのに一定の基準があるので、信頼性は高いです。
→固定電話番号があれば、事業所を設置している可能性が高いと判断できます。
→人員やお金の使い道が不透明ではないことを確認できます。
→ボランティアの募集人数に対して少ない場合、活動内容によっては十分なサポートが受けられない可能性があります。
→設立されて間もない団体の場合は、活動報告の内容を確認しましょう。
→信頼性の高い団体であることの証拠です。
これらの条件に当てはまっていないから、あやしい団体ということではありません。
団体名や代表者名について調べた際に、ネガティブな情報がある場合や、ものを買わされたり、政治活動に利用されたりするなどの情報がある場合は、そのボランティアに応募するのはやめましょう。
次の項目で紹介する応募方法であれば、一定の基準をクリアしたものが紹介されているので、そこからボランティアを探すのがおすすめです。
まずは、自分がその団体のもつ目標や理念に共感できるかという点が重要になります。そのうえで、このチェックポイントと照らし合わせながら、団体の信頼性について確認しましょう。
もし自分が参加したいボランティア団体の信頼性について気になることがある場合は、保護者や学校の先生に確認してもらいましょう。
ボランティアの応募方法
応募方法については、代表的なものが、3つあります。
各ボランティアの費用、期間、内容、場所についてまとめているサイトで、インターネット上で応募でき、簡単な手続きであればインターネット上で完結させることができます。
ある程度自分のなかでやりたいボランティアが決まっていて、多くのボランティアのなかから選びたいという人には、ボランティアサイトがおすすめです。
各地域で行われているボランティアに関して、さまざまな情報を提供してくれるだけでなく、その場にいる職員の方にボランティアについての相談をすることができます。
地域のボランティアに参加したい人や、どのボランティアをするかプロと相談しながら決めたいという人は、ボランティアセンターがおすすめです。
学校におけるボランティア情報は、海外でのボランティアや異文化交流などの国際的なボランティアが多いです。
海外に興味がある人や、英語で活動をしてみたいという人におすすめです。
高校生におすすめのボランティア
いざ興味のあるボランティアを探そうと思うと、「種類がたくさんあってどのボランティアを選んだらよいのかわからない」という人もいるでしょう。
そんな方のために、今回は高校生が体験できるボランティアのなかから、場所、期間、費用などの観点からおすすめのボランティアを紹介したいと思います。
各ボランティア紹介の冒頭に、についてまとめています※ので、自分に合ったボランティアを探してみてください!
※場所、費用、期間については、必ずしも紹介している通りとは限りません。
大半の募集では紹介している通りですが、各ボランティアによって、実際には異なる場合があります。
応募する際には、自分が検討していた条件に合っているかを確認してから応募してください。
清掃ボランティア
街中や観光地に落ちているごみを拾うボランティアです。
場所は基本的に地元なので、歩いて行ける場所を選べば、交通費もかけずに参加することができます。
また、期間についても1日で終わり、開催曜日も土日が多いので、参加するハードルが低いのがこのボランティアのよいところです。
清掃ボランティアの活動をしている団体に所属することも可能ですが、その場合は団体によって費用、活動頻度は異なりますので、気になった方は調べてみてください。
清掃ボランティアは、場所も近場で期間が短く、参加するハードルが低いので、「ボランティアに参加したいけど、簡単なものから始めてみたい!」という人におすすめです。
農業ボランティア
農作業のサポートをするボランティアです。
1日で日帰りの活動もありますが、住み込みや定期的に活動に参加するものもあります。
内容としては、土づくり、種まき、田植え、収穫、作物の選定など、ボランティアであっても実際の農作業に携わらせてもらえます。
農家の方だからこそわかる、農作業のメソッドや食材の知識についても学ぶことができるでしょう。
また、ボランティアによっては、フードロス問題であったり、地方創生について考えたりするワークショップも内容に盛り込まれています。
農業に興味のある人が行くものだと考えられがちですが、私たちの生活とは切り離せない食のありがたみを知るために参加してみるのもよいでしょう。
「農業に興味がある」、「食材の勉強をしてみたい」という人におすすめのボランティアです。
イベントボランティア
イベントの運営をサポートするボランティアです。
内容としては、清掃活動、ショップスタッフ、誘導など、イベントによって異なります。
また、ジャンルもさまざまで、マラソン大会の運営などのスポーツ系イベントのボランティアもあれば、音楽フェスなどの音楽系、アート系のイベントのボランティアもあります。
期間はイベントによって異なりますが、長期間のイベントでも1日だけの参加が認められている場合があるので、気になるイベントのボランティアがあれば、積極的に調べてみましょう。
イベントボランティアは、自分がいつも参加しているイベントや憧れのイベントに運営側として参加できる貴重なボランティアです。
高校生は校則でアルバイトを禁止されていることがあるので、このような機会になにかを運営する側の体験をしておくと、進路選択の参考になります。
また、イベントによっては1日だけのものもあるので、「気軽に参加できて、特別な体験ができるボランティアがしたい!」という人におすすめです。
福祉ボランティア
介護施設や障害をもつ方の活動のサポート、子ども食堂、炊き出しなどをするボランティアです。
ただし、介護のボランティアに関しては、18歳以上という条件を課している場合があるので、応募する前に条件の確認をしてください。
内容としては、それぞれのボランティアによって異なりますが、福祉と聞いてイメージするような、施設内の掃除、備品の交換、食事の準備などもあります。
基本的には職員の方や団体の方のサポートになるので、簡単な仕事が多いです。
また、レクリエーションへの参加や利用者との会話なども仕事になるので、幅広い年代の人とコミュニケーションをとることができます。
自分が普段関わることのない年代の人や、さまざまなバックグラウンドをもった人とのコミュニケーションは、新たな気づきを与えてくれるでしょう。
福祉と聞くと肉体労働をイメージする人が多いと思いますが、ボランティアで参加する場合はそこまで体力を使う仕事ではなく、軽作業や利用者との会話がメインとなる場合が多いです。
「福祉の仕事に興味がある」、「幅広い年代の人とコミュニケーションをとってみたい」という人は、福祉ボランティアがおすすめです。
医療ボランティア
病院における案内、備品の整備や、病院外での医療にかかわる活動をするボランティアです。特別な資格は必要ありません。
高校生ができる医療ボランティアは、2つあります。
1つ目は、病院ボランティアです。
内容としては、病院内での患者の案内業務や、車いすの整備などに加えて、患者の散歩の付き添いや、食事の介助、話し相手などが任されることがあります。
また、闘病中の患者や家族の交流会運営スタッフの仕事もあります。
2つ目は、病院外でのボランティアです。
献血やがん検診の啓発活動や、難病治療や臓器移植手術のための募金活動などがあります。献血に関しては、自分が献血することもボランティアに当てはまります。
医療ボランティアの仕事の内容はさまざまで、地域によっても異なります。
興味がある方は、「医療ボランティア+県名」で検索し、ボランティアを探してみてください。
病院ボランティアは、病院の職員とは異なり、患者に近い立場で仕事をすることができるので、患者の精神的な負担を軽減することができたりすることから、利用する病院が増えています。
また、病院外のボランティアについては比較的簡単に参加することができるので、「医療に興味がある」、「地域の病院をサポートしてみたい」という人におすすめのボランティアです。
動物愛護ボランティア
保護された動物のお世話や里親探しを目的としたボランティアです。
動物愛護のボランティアはいくつか種類がありますが、今回はおもな3種類について紹介します。
1つ目は、保護施設でのボランティアです。
保護された動物のお世話や、施設の清掃、管理などが主な仕事です。
2つ目は、譲渡会の運営スタッフボランティアです。
動物愛護団体などで保護された動物を、里親希望の方へ譲り渡す取り組みをしているのが譲渡会です。
そこでの、運搬、設営、見学者への誘導や説明業務などを行います。
3つ目は、TNR活動のボランティアです。
野良猫を捕獲し、病院で不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動です。
野良猫の繁殖を抑え、数を減らすことで、人間とのトラブルを減らし、殺処分される野良猫を減らすことができます。
「ペットを飼った経験がないけど、動物愛護ボランティアができるのかな?」と心配する人もいるでしょう。
しかし、ボランティアの種類によっては、ペットを飼った経験がなくても活動することができます。
また、ボランティアによっては、運営スタッフが動物との接し方を教えてくれることもあります。
飼育経験が必要かについては、応募する前にボランティア先へ確認するようにしましょう。活動内容によっては、保護者の同意が必要な場合もあります。
動物愛護ボランティアと聞くと、単に動物と関わるという側面だけを見てしまいがちですが、それ以前に命をつなぐ仕事です。
「動物の命を助けたい」、「一頭でも多く幸せになってほしい」という強い思いがある人におすすめのボランティアです。
学習支援ボランティア
子どもの成長を、遊びや勉強を通してサポートするボランティアです。
学習支援の形態は、主に3つあります。
1つ目は、学習支援教室です。
対象は、保護者の経済的な状況により、学校内外での学習機会が整いにくい子どもです。
宿題やテスト勉強のサポートに加え、受験に向けての勉強もサポートします。
2つ目は、学童保育でのボランティアです。
対象は、親が仕事をしているなどの理由で、放課後すぐに自宅へ帰れない子どもです。
子どもと一緒に遊んだり、宿題や勉強のサポートをしたりします。
3つ目は、フリースクールです。
対象は、不登校の子どもや、軽度の障害を抱える子どもです。
勉強をサポートする目的もありますが、それと同時に子どもたちの居場所になることを目指したり、学校復帰や社会で必要なスキルを身につけることをサポートしたりします。
期間に関しては、1年程度の長期のものが多く、活動頻度に関しても週1回以上と積極的な参加が求められます。そのため、ある程度教育や子どもと関わることに興味がないと続けることは難しいでしょう。
学習支援ボランティアは、子どもの教育に関わったり、積極的にコミュニケーションをとったりするので、「将来教育に関わりたい!」、「子どもと関わるのが好き!」という人におすすめのボランティアです。
特に、将来教員になることを目指している人は、一度参加してみるのがおすすめです。
海外ボランティア
海外において、環境保全活動やインフラ整備、学校訪問、国際交流などをするボランティアです。
海外ボランティアといっても、大きく2種類に分けられます。
1つ目が、環境保全、インフラ整備、現地でのホームステイの体験をするボランティアです。
このボランティアでは、環境整備だけではなく、小さな村や町のインフラ整備を体験することができます。日本の生活環境はインフラが整備されていますが、世界にはインフラが整備されていない国や地域がまだまだあります。
ここでのホームステイなどの生活を通して、自分たちの生きている環境が当たり前ではないことを、身をもって感じることができるでしょう。
英語力について心配する人もいると思いますが、日常会話レベルができれば大丈夫な場合が多いです。
2つ目は、国際交流を中心にするボランティアです。
このボランティアでは、現地での問題解決や設備における体験を通して、現地の人々との交流をします。
貧困、環境破壊など世界的な問題を身近に感じることができることはもちろんですが、英語を使った交流があるというのが一番のポイントでしょう。
英語を話すことが当たり前になる環境に身を置くことで、英語力の成長が期待できるでしょう。
1つ目のボランティアとは違い、社会問題に関して議論したり、大学での講義を受けたりすることがあるので、ある程度の英語力は必要です。
海外ボランティアは、日本ではできないような体験と、異文化交流が魅力なので、「いままでとまったく違う環境で生活してみたい!」、「自分の英語力を試してみたい!」という人におすすめです。
リモートボランティア
インターネット環境さえあれば、自宅でもできるボランティアです。
費用、期間などについては、ボランティアによって異なりますが、対面でのボランティアよりも費用が安かったり、1日で終わるものが多かったりするなど、参加のハードルは低くなっています。
ボランティアの種類は、さまざまですが、代表的なものは以下の通りです。
- イベントの企画、広報
- 学習支援教室のオンライン授業
- 語学教室の講師
- 相談相手
- 翻訳
- イラストを描く
- 国際交流
- 国際支援
オンラインで行うボランティアなので、種類は限られますが、どれも日常生活では体験できないものが多いです。
特に、国際交流ができるものや、海外の人々とリモートで関わることができるボランティアなどに関しては、無料のものから数千円で参加できるものがあり、「海外ボランティアに参加したいけど、費用が高い」という人はリモートボランティアを検討するとよいでしょう。
場所、費用、期間の制約が最も少ないので、一度興味のあるものがないか探してみることをおすすめします。
ボランティアをするときのルール
ボランティアをする際のマナー
ボランティアをする際のマナーは、3つあります。
当たり前のことですが、与えられた役割にしっかりと取り組みましょう。
また、ボランティア先の人たちと積極的に関わることも大事です。
友達とボランティアに応募しようと考えている人も多いと思います。そのような人達のなかには、ボランティア中に友達とおしゃべりをして、活動先の人と話さないという人がいるそうです。
これは、ボランティア先の人、ボランティアに一緒に取り組む人に対して失礼にあたります。
ボランティアでしかできない体験、出会いを無駄にしないようにしましょう。
関わった人の個人情報を外に漏らさないことはもちろんですが、ボランティア中に撮った写真をSNSにあげる行為についても、写っている人やボランティアの責任者の許可なくあげることは控えましょう。
相手が本当に必要としている手助けをしましょう。
自分で考えて行動することは、ボランティアにおいて重要ですが、自分がよいと思ったことが、相手にとって必要なこととは限りません。
ボランティアにおいて、「してあげている」という考え方は厳禁です。決して押しつけがましくなったり、上から目線になったりしないように気をつけましょう。
本当に必要とされていることはなんなのかを相手目線で考える必要がありますし、そのためにもボランティア先の人との積極的な交流が必要になります。
ボランティアをする際の注意点
ボランティアをする際の注意点は、3つあります。
期間が短いボランティアでも入りましょう。
万が一、ボランティア中に自身がケガをしたときや、ものを壊したり、他人にケガをさせてしまったりしたときの補償をするために必要なので、必ず加入しておきましょう。
自身の体力的にも、精神的にも、無理をしてまで活動する必要はありません。
楽しく活動できる範囲でボランティアをしましょう。
また、ボランティア中に問題が発生したり、トラブルに巻き込まれたりした場合は、すぐに保護者や学校の先生などの大人に相談しましょう。
ボランティア先で利用者と仲良くなったとしても、むやみに連絡先の交換をしたり、SNSなどを教えたりしないようにしましょう。
人間関係でトラブルが起きた場合、被害者にも加害者にもなるおそれがあります。
特に、子ども相手のボランティアの場合は、個人的な連絡のやり取りは厳しく制限されています。
無用なトラブルを避けるために、自分の個人情報に対しても取り扱いには注意しましょう。
ボランティアが終わったら
ボランティアが終わった後は、必ず記録をつけましょう。
なるべく紙に書きだす方法がよいです。
自分がどんな活動をしたのかはもちろんですが、参加する前と後の考え方の変化や、活動をするなかでの感情の移り変わり、どんなことを意識しながら活動に参加したのかなどを細かく記録しましょう。
後から振り返れるようにして、貴重な経験のなかで感じたことを忘れないようにするということも大事ですが、自分の行動や感情の変化について客観的に捉えることによって、「この場面で、こうしたらよかったかも」、「あの時の自分の経験は、日常生活でいかせそうだな」など、次のボランティアにいかせる気づきや、日常生活にいかせる発想が得られるでしょう。
総合型選抜にいかしたいという人は、以下のポイントについて、書き残しておきましょう。
- どこでなにをしたのか
- どのような役割を担ったのか
- 一番印象に残っているエピソード(誰がどのように関わっているか、自身の感情の変化)
- どのようなことを学んだか
総合型選抜では、活動報告書の提出を求められる場合があります。
活動報告書は、受験生がこれまでしてきた経験や活動を記載するものです。
活動報告書では、自分がしたボランティアで得た学びについて十分にアピールできるので、上記のポイントについてまとめておけば、活動報告書を書く際に困ることはないでしょう。
まとめ
今回の記事では、高校生におすすめのボランティアについて紹介しました。
あなたにぴったりのボランティアは見つかりましたか?
ボランティアは、少しでも興味があったらまずは調べてみることが大切です。
この記事で紹介したもの以外にも、興味をひくボランティアはたくさんあります。
「こんなことがボランティアでできるんだ!」という発見がきっとあるはずです。
ぜひ、「自分の興味のあるキーワード+ボランティア」で検索してみて、自分にぴったりなボランティアを見つけてください。
「進路選択」で悩んだら…↓
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「勉強できる場所」で悩んだら…↓
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