塾の設備のチェックポイント

2020.05.25

塾の設備のチェックポイントは、
大きく分けると以下の5つになります。

  • 授業スペース
  • 自習室
  • 休憩スペース設備
  • エントランス設備
  • 教室外の設備

それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

授業スペース

授業スペースの形式

授業スペースは、基本的に「教室型」と「ブース型」の2種類に分けられます。

教室型は、おもに集団指導を行う塾の形式で、前方の黒板やホワイトボードに向かって、机とイスが並んでいます。

ブース型は、個別指導を行う塾に多い形式で、机ごとに仕切られています。ブース内には小さなホワイトボードが設置されていることもあります。

なお、これらはあくまで傾向であり、個別指導塾でも授業スペースが「教室型」というところもあります。

また、「想像以上に狭かった」、「死角があって、ちゃんと目の行き届いた指導ができているのか気になった」など、写真と実際とでは異なる場合もあります。

「思っていた感じと違った!」とならないように事前に確認しておきましょう。

板書の種類

板書は大きく分けて、

  • 黒板
  • ホワイトボード
  • 電子黒板などのICT機器

の3つがあります。

どれがいいとは一概には言えませんが、お子さまがノートを取りやすいか、集中して取り組めるかがポイントになってきます。

自習室

自習室の形式

自習室はまず、独立した部屋になっているかどうかがチェックポイントになります。

自習室には「教室型」と「ブース型」、そして「空席の机を活用する」の3つの種類があります。

教室型の場合は、独立した自習室であることが多く、また、ブース型の場合も、授業スペースと同じ空間にあっても、仕切りがついているので集中して学習に取り組めます。

いっぽう、「空席の机を活用する」場合は、授業スペースなどの空いている机で自習を行うため、ほかの塾生の雑談が聞こえたり、談笑している様子が見えてしまったりして、集中できないこともあります。

静かな環境で、集中して自習をさせたいと考えている保護者さまは、自習室を事前に確認しておきましょう。

利用可能時間や条件の有無

自習室の利用にあたって、例えば、授業時間中しか利用できないといった時間制限や、塾生・講習生のみ利用可能といった条件などを設けている塾もあります。

「テスト期間中だけ利用したい」、「授業時間外にも自習がしたい」などの要望がある場合は、入塾前に確認しておきましょう。

休憩スペース設備

休憩スペースがあるか、飲食が可能か

授業スペース以外に休憩スペースが設けられている塾もあります。

休憩スペースでは、飲食が可能であったり、ウォーターサーバーが設置されていたりすることもあり、長時間、塾にいる場合に役立ちます。

リフレッシュのためとはいえ、お子さまにむやみな外出を避けてほしいという保護者さまは、休憩スペースの有無、そして、飲食が可能かを確認しておくと安心です。

学習相談が可能か

休憩スペースで、学習の質問や進路の相談ができる塾もあります。

その際には、対応してくれる講師が常時いるのかも確認しておきましょう。

エントランス設備

入退室のカードリーダーの有無

エントランスについては、カードリーダーの有無を確認しましょう。

これは、お子さまの入退室管理を行うシステムで、お子さまがいつ塾に入り、いつ出たのかを把握することができます。

通塾への安心感を高める設備ですので、特に帰りが遅くなることを心配される保護者さまは確認しておくとよいでしょう。

教室外設備

駐車場・駐輪場の有無

お子さまの送り迎えを検討している方は、駐車場の有無も確認しておきましょう。

大通りに面した塾の場合、駐停車ができないところも多いです。

また、塾の授業が夜遅くまであり、お子さまを夜道、一人で帰宅させるのが心配という場合も、駐車場があると迎えに行きやすいですよね。

さらに、駐輪場があると、お子さまが一人で自転車通塾するときなどに便利です。

防犯カメラの有無

通塾時の安全を考慮したい保護者さまは、防犯カメラなど防犯設備も確認しておきましょう。

そのほかの設備に関して

連絡掲示板や相談室の有無なども確認してみましょう。

掲示板では、定期テストや模試、入試などの情報があるか、さらに、きちんと更新されているかという点に着目してみると、塾の力の入れ具合がわかるはずです。

また、相談室は、独立した部屋になっていると、学習や進路の悩みを思いきって相談できます。