講師の違い メリット・デメリット
2020.06.01
講師は、「正社員」と「アルバイト」の大きく2つに分けられます。
ここからは、それぞれの特徴やメリット、デメリットについて紹介していきます。
目次
正社員講師の特徴
正社員講師は、集団指導塾に多く見られます。
ほかの企業や業界での社会人経験があったり、教員免許を持っている人もいたりします。
指導歴が長い人も多く、その分、上手な教え方や、わかりやすい伝え方、やる気を引き出すコミュニケーションなどが期待できます。
また、個別指導塾にも正社員はいますが、教室長だけ正社員で、講師はアルバイトということも多いようです。
正社員講師のメリット
経験が豊富で指導力がある
正社員講師は、アルバイト講師と比較すると、指導経験が豊富な分、高い指導力をもっていることが多いです。
特に難関校合格を通塾の目的としているお子さまには、心強い存在となるでしょう。
受験指導で幅広い知識を持っている
さまざまなタイプの生徒を指導してきた経験から、受験についても幅広い知識を有しています。
志望校に合った指導や、過去の傾向、受験システムの知識に基づくアドバイスなども、正社員講師には期待できます。
そのほか、進路相談においても、社会人経験や大人の目線を活かした指導をしてもらえるでしょう。
デメリット
距離を感じる場合がある
正社員講師は、年が離れているなどの理由から、生徒からすると話しかけにくく、距離を感じることがあります。
1対多数で指導を受ける集団指導塾などでは、特にそう感じることがあるかもしれません。
アルバイト講師の特徴
アルバイト講師は、個別指導塾に多い傾向があります。
特に大学生が多く、なかには教員志望の学生が経験を積む目的でアルバイトをしている場合もあります。
正社員講師よりも生徒と年齢が近く、大学1年生など受験を終えたばかりの講師がいたりするのも特徴です。
アルバイト講師は、一般的に授業指導のみを行いますが、保護者面談に参加するケースなどもあります。
アルバイト講師のメリット
親近感があり、話しやすい場合が多い
アルバイト講師は、比較的、生徒と年齢が近いため、打ち解けやすいのがメリットです。
質問や相談もしやすいため、お子さまの勉強への意欲向上も期待できます。
リアルな経験談が聞ける
アルバイト講師のなかには、最近まで受験生だったという人もいます。
そのため、より近い世代の受験経験談を聞くことができます。
また、リアルな学生生活の話も聞けるので、お子さまも受験後の生活を想像しやすく、それがモチベーションアップにつながることもあります。
デメリット
経験年数が浅く、指導力に不安が残る
大学生が多いため、経験年数が長くても4年ほどと浅く、指導力に欠ける場合があります。
また、生徒を律することに慣れていないため、威厳の乏しさを感じてしまうこともあるかもしれません。
数ヵ月~1年といった短期間でいなくなる場合も
アルバイトという特性上、短期間でいなくなることも想定しておかなければなりません。
数年単位での通塾を考えている場合は、前もって講師の入れ替わりについて確認しておくとよいでしょう。
授業時間以外は教室にいない場合が多い
アルバイト講師は、塾の開校時間のうち、多くが授業時間のみの勤務となります。
そのため、授業前後の質問や相談については、ほかの正社員講師が対応するケースが多いです。
注意点
正社員講師がいいか、アルバイト講師がいいか、というのは一概にはどちらとも言えません。
また、雇用形態の違いだけでなく、講師の学歴や性格、塾の方針によっても違いはありますので、参考程度にとどめておくとよいでしょう。
一番大切なのは、お子さまに合うかどうかです。
無料体験での印象や、口コミなども参考にしながら、お子さまに合った講師を探しましょう。