塾の費用の相場ってどのくらい？

塾の費用とは

そもそも塾の費用には、毎月の授業料以外にも、入会費、教材費、季節講習費、模試代などさまざまな代金が含まれます。

それぞれの概要については、こちらの記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

この記事では、授業料や諸経費をすべて含めた、塾の費用の相場をご紹介します。

学年別の相場は？

文部科学省が平成30年度に行った「子供の学習費調査」の結果をもとに、学年別の学習塾費の平均をみていきましょう。

幼稚園児の学習塾費の平均

幼稚園児年間平均費用は、公立7,788円、私立27,401円です。

月額にするとそれぞれ約650円、約2,280円ですね。

年齢別でみると、公立・私立ともに4歳の平均費用が最も高くなっています。

幼稚園児の平均費用(年平均)

小学生の学習塾費の平均

小学生の年間平均費用は、公立53,313円、私立252,790円です。

月額にすると、それぞれ約4,400円、約21,000円ですね。

学年別でみると、公立・私立ともに6年生が最も平均費用が高くなっています。

小学生の平均費用（年平均）

中学生の学習塾費の平均

中学生の年間平均費用は、公立202,965円、私立153,365円です。

月額にすると、それぞれ約16,900円、約12,700円ですね。

公立・私立を合わせて、最も平均費用が高くなるのは、公立の3年生のようです。

中学生の平均費用（年平均）

高校生の学習塾費の平均

高校生の年間平均費用は、公立106,884円、私立129,313円です。

月額にするとそれぞれ約8,900円、約10,700円ですね。

高校生になると、私立の3年生が最も平均費用が高くなります。

高校生の平均費用（年平均）

指導形式別で費用に違いはある？

塾の指導形式には、集団指導、個別指導、映像授業などさまざまな種類があります。

一般的に、講師一人当たりの生徒の数が少ないほど、1教科あたりの授業料は高くなる傾向にあります。

ただし、集団指導の場合は5教科受講必須であったり、個別指導や映像授業の場合は1教科からの受講が可能であったりと、学習塾によって受講ルールが異なります。

比較する際は、受講教科数や授業時間も含めて計算する必要があります。

塾の区分別での費用の差は？

学校の授業のフォローや定期テスト対策に重きを置いた補習塾や、受験対策に特化した進学塾など、おおまかですが塾にも区分があります。
その違いによっても費用に差がうまれるようです。

一般的に、進学塾の方が、補習塾よりも費用が高くなる傾向にあります。

塾の費用には地域差もある？

塾の費用は、人口規模の大きくなるほど平均費用が高くなる傾向があります。

例えば、公立の小学生、中学生の平均費用を所在市町村の人口規模別でみると、人口が増えるほど平均費用も高くなっているのがわかります。

この傾向は幼稚園児にも当てはまります。

公立幼稚園児：所在市町村の人口規模別平均費用

公立小学生：所在市町村の人口規模別平均費用

公立中学生：所在市町村の人口規模別平均費用

出典：－平成30年度子供の学習費調査－ 文部科学省

https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_03.pdf

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400201&tstat=000001012023&cycle=0&tclass1=000001135827&tclass2=000001135828&tclass3=000001135839