個別指導塾とは
2020.05.25
目次
個別指導塾の特徴
個別指導塾とは、講師1人×生徒1~3人程度の少人数の塾を指します。
生徒の学力や目標に合ったカリキュラムを個別に作成し、それに沿って授業が進みます。
また、時間割や教科を自由に選べるほか、一人ひとりの理解度に合わせた指導を受けることができます。
個別指導塾の種類
完全個別指導
講師1人に対して生徒1人のマンツーマンの指導形式です。
1対2以上の個別指導に比べて、より生徒に目が行き届くほか、解説をじっくりしてもらえるのもポイントです。
1対2の個別指導
講師1人に対して生徒2人の指導形式です。
生徒1人が問題を解く間、もう1人が解説指導を受けるなど、交互に授業が進められます。
自分で学習を進める時間がある一方で、個人的な指導も受けることができます。
1対多(3~)の個別指導
講師1人に対して生徒3人以上の指導形式です。
1対2までの個別指導と比べて、自分で学習を進める時間がより多くなります。
講師が生徒を順番に見て回り、質問受付や解説指導などを行います。
個別指導塾のメリット
一人ひとりに合ったペースで授業が進む
個別指導塾では、生徒の学力や目標に合わせた学習カリキュラムを作成します。
それに沿った形で授業が進み 、一人ひとりの理解度や学習ペースに合わせた指導が行われるため、自分に合ったスピードで学習することができます。
わからないところを質問しやすい
集団指導塾では、授業中にわからないところがあった場合、授業が終わるまで待つか、授業を中断して質問する必要があります。
一方で、個別指導塾ではわからないところがあれば、その都度、質問をすることができます。
カリキュラムや時間割の融通がきく
個別指導塾では、教科の追加やカリキュラムの変更を比較的柔軟に行うことができます。
また、時間割の融通がきくところも多いです。
講師が選べる
個別指導塾の中には、自分に合った講師を選べる塾もあります。
相性が良いと感じた講師から直接指導を受けられるため、学習意欲の向上にもつながるといえます。
個別指導塾のデメリット
授業料が高い
一般的に、人件費の面から、集団指導塾よりも授業料が高めとなっています。
ただし、塾によって異なるため、事前に問い合わせたり調べたりしておきましょう。
競争心が芽生えにくい
同じクラスの生徒と切磋琢磨して学習する集団指導塾とは違い、個別指導塾では、学力を競う相手がはっきりとは存在しません。
一人ひとりに合わせたペースで授業が進むこともあり、学習のスピードやテストの点数において、競争心が芽生えにくいといえます。
自分の学力や立ち位置が見えにくい
個別指導塾では、クラス内のテストや模試などがないため、自分の順位や偏差値を把握する機会があまりありません。
また、個人で学習を進めるため、周りと比べて自分がどのくらいできるのかがわかりづらいといったデメリットがあります。
自分の学力や集団内での立ち位置を知るためには、積極的に外部の模試などを受験する必要があります。
学校の授業進度よりも遅れてしまうことがある
個別指導塾では、基本的に一人ひとりのペースに沿って授業が進むため、理解度が低かったり学習のスピードが遅かったりする場合、授業のペースに遅れが生じてしまいます。
そのため、学校の授業進度より遅れてしまうことがあり、定期テストにも影響が出る可能性があります。
個別指導塾が 向いている生徒
個別指導塾は
- わからないところを細かくていねいに教えてほしい
- 自分のペースで学習したい
- 部活動やほかの習い事などで忙しい
という生徒に向いています。
個別指導はすぐそばに講師がつき、学習を進められるのが一番のメリットです。
集団指導に比べて、細やかでていねいな指導が期待できるでしょう。
また、自分のペースで学習したいという生徒にも個別指導はおすすめです。
集団指導の場合、決められたペースで授業が進みますが、個別指導では、一人ひとりの理解度に応じて学習範囲を調整します。
学校の授業についていけないというお子さまも、個別指導を検討してみるとよいかもしれません。
そして、柔軟な時間割・カリキュラムも個別指導の特徴です。
部活動や習い事など、ほかにも頑張りたいことがあるというお子さまには、スケジュールの融通がきく個別指導がおすすめです。