塾なし受験のメリット・デメリットを解説|独学での受験は少数派?

2020.08.18

塾なし受験のメリット・デメリットを解説|独学での受験は少数派?

塾に通わずに受験はできる?

塾なしで受験することはもちろん可能です。

しかし、中学校受験をする児童のほとんどが塾に通っており、高校受験を控える中学3年生では、6割ほどの生徒が通塾しているというデータ*もあります。

そのため、塾に通わずに受験に挑むのは少数派といえます。

この記事では、塾なしで受験するメリット・デメリット塾なしでも受験に挑むことができる児童・生徒の特徴について紹介します。

塾なしで受験するメリット

塾なしで受験する場合、以下のようなメリットがあります。

  • お金がかからない
  • 通塾時間がかからない
  • 自分のペースで学習できる

では、それぞれを詳しく紹介していきます。

お金がかからない

当然ですが、塾に通わなければ毎月の授業料はかかりません

自分で学習を進める場合、市販の参考書や問題集を使用すれば、通塾よりも安く済ませることができるでしょう。

ただし、どの参考書を選ぶべきか、自分で調べて検討する必要が出てきます

通塾時間がかからない

こちらも当然ですが、塾に行かなければ通塾時間はかかりません。

その分の時間を勉強にあてられるのは、大きなメリットと言えますね。

自分のペースで学習できる

塾ではカリキュラムに沿って学習することが多いですが、塾に通わない場合、自分のペースで学習を進められます

また、自己管理ができる生徒であれば、苦手分野を把握し、重点的な対策を自ら行うことができるので、やる気次第で先取り学習をすることも可能です。

塾なしで受験するデメリット

一方で、塾なしで受験する場合、以下のようなデメリットが存在します。

  • 自身で目標や学習計画を立てる必要がある
  • 学習習慣が身につきにくい
  • 受験情報が限られる
  • モチベーションの維持が難しい

では、それぞれを紹介していきます。

自身で目標や学習計画を立てる必要がある

通塾している場合は、塾が目標をヒアリングし、そこに至るための学習のサポートをしてくれます。

しかし、塾なしの場合、自身で目標を設定し、学習計画を立てる必要があります

やみくもに学習を進めてしまうと、克服すべき単元を見落としてしまったり、無意識に苦手教科を避け、得意教科ばかり勉強してしまったりということも起こり得ます。

学習習慣が身につきにくい

塾では、学習せざるを得ない環境であることに加え、宿題も課されるので、学習する習慣が身につきやすくなります。

一方で、塾なしの場合、学習時間を自分で確保しなければならず、ときには中だるみしてしまうことも。

そのため、前述のような、自身で目標や学習計画を立てることが重要になってくるでしょう。

受験情報が限られる

受験は入試内容や制度の変更が多いため、“情報戦”とも称されます。

しかし、ひとり自宅で学習をしているだけでは、得られる情報は限られてしまいます

塾に通うことは勉強面のみならず、塾が蓄積している受験情報を得られるというメリットもあります。

モチベーションの維持が難しい

塾のなかには、勉強を教えるだけでなく、教室内にテストの結果を掲示するといったモチベーションアップ策をとっているところがあります。

しかし、塾なしの場合、自分でやる気を奮い立たせる必要があるほか、ライバルや仲間、講師もいない状況で学習を進めなければなりません。

塾なしで受験ができる生徒

塾なしで受験ができる生徒は

  • 学習習慣が身についている
  • 目標に向かって計画を立て、それを遂行できる
  • 自己分析ができる
  • 勉強が苦ではない
  • 受験情報などにアンテナを張れる

といえます。

学習習慣が身についている

自分で学習を進められる生徒は、塾なしでも問題なく受験に挑むことができます。

しかし、学習する習慣が身についていても高い目標に到達できるとは限りません

現在の学力よりもレベルの高い学校を目指しているのであれば、日々の学習習慣のみならず、学習内容のレベルアップや志望校に合わせた個別対策も必要になってくるでしょう。

目標に向かって計画を立て、それを遂行できる

目標達成までの計画を綿密に立てられる能力も、塾なし受験ではかなり重要になってきます。

例えば、志望校のレベルを調べ、いまの学習進度で到達できるかを予測する、そして、つまずいた場合には、その分野の重点対策を行うなどのリカバリー力、また、きちんと遂行できる強い心、つまり自立心、自制心を持つことも求められますね。

自己分析ができる

自己分析ができる生徒も、塾なし受験には有利です。

自己分析は、勉強方法の見直しに役立ちます。

得意・不得意の把握、つまずいたときに何がいけなかったのかの振り返り、そして、より知識を定着させるための勉強方法の改善などは、独学で勉強していく上では欠かせないものといえるでしょう。

勉強が苦ではない

塾なし受験において「勉強が苦ではない」ことは、前提条件ともいえます。

そもそも、苦しいことを継続するのは難しいものです。

塾では学習のルール を定めて習慣化させたり、講師力工夫された授業などで生徒をフォローしたりしています。

繰り返しになりますが、勉強が苦ではないことに加え、自らやる気を出せるか、さらにいえば進んで勉強できるかが基準になってくるでしょう。

受験情報などにアンテナを張れる

塾はさまざまな受験情報を収集し、蓄積しているため、通塾している生徒と情報量に差がつくことは否めません

その差を埋めるために、受験情報を収集する体制を、保護者様を含めて家庭で作れるかどうかも、塾なし受験には大きく関わってきます。

まとめ 低額で通える塾や時間割が柔軟な塾もある

塾なしで受験ができる生徒はもちろんいますが、多くの生徒が塾に通っている昨今の状況を踏まえると、やはり少数派になります。

また、通塾は受験目的以外に、学習習慣の形成などにも役立ちます。

費用や時間の問題などはありますが、低額でサポートが受けられたり、柔軟な時間割を組んだりしている塾もありますので、ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

 

*平成20年8月 子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告 文部科学省