【夏期講習だけ違う塾】周囲に差をつける勉強法~大学受験編~

2023.05.26

塾で先生に勉強を指導してもらう女子高生

大学受験を控えた受験生にとって、夏休みの期間は基礎固め苦手科目を克服する最後の機会です。

秋以降の受験勉強に不安を残さないためには、夏期講習選びが重要となります。

しかし、たくさんの塾や予備校がさまざまな種類の夏期講習を開講しており、どの講座を受講するべきか悩む受験生も多いのではないでしょうか。

この記事では、現状の課題を明確にし、適切な目標を設定することで、夏期講習に通う目的を確認します。

夏期講習だけ違う塾や予備校に参加するメリット、デメリットや夏期講習を選ぶときの注意点もご紹介します。

ぜひ、自分にとって最適な夏期講習を見つけ、受験に備えてください。

夏休み中の勉強法と学習環境の見直し方

鉛筆で紙に字を書く手

大切な夏休み期間を意味のあるものにするために、夏期講習選びは重要です。
夏期講習を選ぶ前に、まずは自分の実力を正確に把握し、課題を確認しましょう。

つぎに、自分の目標を具体的に設定し、自分のレベルに合った夏期講習を受講するようにしましょう。

この段落では、自分の課題を確認する方法とその対処法、そして自分に合った学習環境の見つけ方を紹介します。

夏休みの勉強法

基礎固めの勉強法

大学受験では、基礎レベルの問題標準レベルの問題パターン別の問題を、正確に解く力が備わっているかが重要です。

基礎的な内容を理解していなければ、応用レベルの問題を解くことができないだけではなく、ほとんどの受験生が正解できる問題でも得点を取れなくなります。

10月以降には、実践的な問題や志望校の過去問を演習ためにも、夏休みのうちに基礎力を完成させましょう。

 

基礎力の確認方法
全教科

 

  • ✔共通テストで7割以上の点数を獲得することができない

 

英語

 

  • ✔英文一文の中に3つ以上の知らない単語がある、あるいは知らない熟語・文法がある
  • ✔英文一文が長くなると、主語・述語の関係が理解できず、読むことができない
  • ✔パターン化された問題が瞬時に解答できない(暗記するほど解きこんでいない)
⇨対処法

 

  • ●市販の基礎レベルの単語帳、熟語帳を確実に覚える
  • ●基礎レベルの英文法の問題集一冊を何度も繰りかえし演習し、理解する
  • ●「単語」「文法」「読解」などの基礎的な内容から学べる講座を選択する
  • ●試験で頻出する英文法や語法問題に特化した講座を受講する

 

数学

 

  • ✔公式を覚えていない
  • ✔公式を使いこなすことができない、使うことに慣れていない
  • ✔基礎的な計算問題をよく間違う
⇨対処法

 

  • ●教科書に掲載されている基礎問題を確実に解けるようになるまで、繰りかえし演習する
  • ●時間を測って問題を解き、必要な公式がすぐに出てくるか確認する
  • ●式の使い方や頻出問題の解法を理解し、演習がある講座を受講し知識を定着させる

 

国語(現代文)

 

  • ✔問題を解いても、筆者の主張を読み解くことができない
  • ✔評論文で話の展開が理解しにくい
  • ✔漢字が読めない、あるいは漢字が書けない
  • ✔点数が安定しない、解き方が確立していない
⇨対処法

 

  • ●現代文によく使用される語句を覚え、漢字の意味を理解し、語彙力を増やす
  • ●読む前に予想ができるように前提知識を身につける
  • ●比較や言いかえ、因果関係など論理構造を理解する
  • ●解き方を習得し、さまざまな文章の問題を演習するたびに、解き方が同じかを塾の講師に確認してもらう

 

国語(古文・漢文)

 

  • ✔主語がだれかわからない
  • ✔話の内容がわからない
⇨対処法

 

  • ●基礎的な古文の単語、漢文の句法を覚える
  • ●現代と異なる習慣や考え方を理解する
  • ●古文の読解に必要なポイントの指導を受ける

 

日本史・世界史

 

  • ✔用語を覚えていない
  • ✔用語は覚えているが、問題を解くことができない
  • ✔全体の流れや背景を理解していない
⇨対処法

 

  • ●時代ごと、テーマごとのイメージをつながりで覚え、理解する
  • ●日本史・世界史を専門とする塾や予備校の講座を受講する

 

地理・政治経済

 

  • ✔用語を覚えていない
  • ✔学校で地理や政治経済の授業が少ない
  • ✔市販の問題集や参考書が少ない
  • ✔最新の時事問題やデータが必要なことが多く、対処できない
⇨対処法

 

  • ●印象に残り、知識が定着する暗記方法を学ぶ
  • ●塾や予備校の情報分析力を利用し、頻出しやすい問題や最新のデータを使用した解説を聞く
  • ●地理・政治経済を専門とする塾や予備校の講座を受講する

 

物理・化学

 

  • ✔どこから勉強するべきか、どの公式を利用したらよいかわからない
  • ✔与えられた図表やデータを読み解くことができない
  • ✔演習量が少なく、公式を使いこなせない
⇨対処法

 

  • ●公式を覚え、問題演習を繰りかえし、解法を理解する
  • ●物理は分野ごとに分け、物理現象を理解し、解ける問題を増やしていく
  • ●物理では概念の理解を深めてくれる講師を選び、受講する
  • ●化学は「化学基礎」を理解することから始める
  • ●「効率的な解法」「別の解法」を学び、さまざまな角度から知識を定着させる

※物理は事象を理解しながら進める必要があるため、とくに独学が難しい教科といわれています。 学校の先生や、塾や予備校の講師の授業を受け、基礎を固めることをおすすめします。

 

生物・地学

 

  • ✔暗記に苦手意識がある
  • ✔与えられた図表やデータを読み解くことができない
  • ✔地学の場合、市販の参考書や問題集が少ない
⇨対処法

 

  • ●生物、地学は「生物基礎」「地学基礎」を理解することから始める
  • ●出題頻度が高い図や表の解き方を理解する
  • ●「計算問題」「論述問題」「図表問題」など不得意な問題に特化した講座を受講する

 

苦手科目やつまずきを克服し成績UPする勉強法

大学受験では、基本的な問題をどれだけ早く、正確に解くことができるかが重要です。

特に、2教科や3教科で受験することができる私立大学の場合は、苦手科目一科目の失点が合否に影響を与えるかもしれません。

気持ちに余裕をもって試験に挑めるよう、夏休み中に集中的に勉強し、苦手科目をなくしておきましょう。

 

苦手科目、苦手分野の確認方法
全教科

 

  • ✔勉強方法がわからない、苦手な分野である、解けないなどの思い込みから勉強時間がほかの教科に比べ少ない
  • ✔いままで受験した模擬試験を比較し、成績が下がっている科目、伸びていない科目を確認
  • ✔過去に受験した模擬試験の成績結果を活用し、分野ごと、設問ごとの成績や全国平均点との差、受験者正答率が高い問題で間違っている分野を確認
⇨対処法:全教科

 

  • ●わからない分野を細分化し、「簡単にできそう」「暗記すれば解けそう」と思う分野から克服する
  • ●教科書に掲載されている基本問題や学校の定期テストの問題の解法が瞬時に思い浮かぶまで反復演習する
  • ●勉強時間を増やし、毎日、苦手科目、苦手分野を勉強する
  • ●解説が理解しやすい、質問がしやすい講師の授業を受講し、苦手意識をなくす
⇨対処法:英語

 

  • ●順番どおりに進める
    (1.単語・熟語2.文法3.長文読解の順番で勉強を進める)
  • ●長文読解問題を毎日一題演習する
  • 基礎レベルの単語、熟語、文法を覚えてから進める
    ことをおすすめします。 どうしても時間がない場合のみ、文法と長文読解問題を並行して進めましょう。

  • ●試験問題に頻出する熟語や文法、受験生が間違いやすい問題などの最新情報を入手し、重点的に学習する
  • ※一人で英単語や英熟語がなかなか覚えられない場合は、英単語や英熟語を覚えることに集中した講座を開講している予備校もあります。

⇨対処法:数学

 

  • ●頭の中で計算しない、できるだけ計算式を記入する
  • ※試験当日も問題の空白ページなどを使用し、計算式を記入するようにしましょう。 計算式を記入すれば、試験時間中に素早く見直しができ、計算ミスも発見しやすくなるので、おすすめです。

  • ●さまざまな問題を解き、たくさんの「解き方」を知る
  • ※公式を使用すれば解ける問題や、解法パターンが決まっている問題はたくさんあります。

  • ●わからない分野の講座を受講し、短期で集中的に講義、演習を繰りかえし定着させる
⇨対処法:国語

 

  • ●2日に1回は、現代文の問題の「接続詞」「文章の構造」を意識して解き、前提知識を蓄える
  • ●わからない語彙を調べ、覚える
  • ●解法が習得でき、演習を進める講座を受講する
  • ●詳細な解説を聞き、常に同じ解き方ができているか確認してもらう

※国語の読解問題は勘が鈍りやすいため、 少なくとも3日に1回、できれば2日に1回は勉強するようにしましょう。

 

志望大学別対策の勉強法

入試問題は、大学や学部によって配点の割合や出題傾向が異なります。

志望大学が決まっている受験生は、志望大学の公式ホームページから受験する学部の入試配点時間配分などを早めに確認しておきましょう。

志望大学別対策の確認方法
  • ✔受験科目の中で入試の配点が高い科目
  • ✔特徴的な問題が出題される科目
  • ✔問題数が多い、思考力が問われる問題が多いなどの出題傾向
  • ✔記述式、マーク式などの試験方法
  • ✔数年分の過去の入試問題から必要科目の問題数や出題傾向、難易度、試験方法を把握する
  • ※大学の公式ホームページには、
    試験当日に使用した試験問題冊子や解答用紙と同じ形式
    で、過去の入試問題が掲載されている場合もあります。

    問題冊子のサイズや見開きでの問題の位置、解答する場所(マーク式と記述式で回答場所が違うなど)
    などを確認しましょう。

  • ✔実際に1年分(最新から3年以上前)の過去の入試問題を本番の試験と同じ試験時間で解く
  • ※最新2年分の過去の入試問題は、実力がついた秋以降に実践演習での使用をおすすめします。

⇨対処法

 

  • ●入試配点が高い科目や特徴的な問題(英語の場合;会話文や図表を読み解く問題など)を出題する科目を優先的に勉強する
  • ●配点が高い分野(英語の場合:長文読解や英作文など)や苦手な問題、自信がない問題を重視する

※ほぼ同じような問題を何年も出題している大学や、5~10年に一度、傾向が変わる大学などもあります。 各大学の出題傾向の分析は、 受験の知識や経験がある学校の先生や塾、予備校の講師からのアドバイスももらう ようにしましょう。

性格別タイプ診断~夏休みの学習スタイル~

自信過剰型

試験当日に自信をもって挑むことは大切ですが、根拠のない自信は自分の実力を正確に把握できず課題を見落としてしまいがちです。

基礎をおろそかにしていると、受験に対するリスクが高まるおそれもあります。

確認方法
  • ✔実力よりも偏差値の高い大学を志望している
  • ✔模擬試験の成績の変動が激しく、成績がよいときの結果を実力と認識している
  • ✔勉強をしていない科目や過去の入試問題を解くことなく、「なんとかなる」と思っている
  • ✔自分が実践している勉強方法に絶対的な自信をもっている
⇨対処法

 

  • ●繰り返し同じ問題を解き、理解できているかを常に確認する
  • ●過去の入試問題を解くなど点数化し、実力を判断する
  • ●基礎固めができているか、後回しになっている勉強がないか確認する
  • ●模擬試験を定期的に受け、成績が変動する場合は、成績が悪いほうが実力と理解する
  • ●志望大学別対策講座、レベル別講座を受講し、問題レベルと実力に差異 がないかを確認する
  • ●ほかの塾や予備校の講座を受講し、同じ志望校を目指す受験生との学力差を意識する
  • ●定期的に、学校の先生や塾、予備校の講師などから客観的な意見をもらう
⇨そんなあなたにおすすめ

集団指導塾志望大学別講座レベル別講座

 

意志薄弱型、自己否定型

周りの意見に左右されやすい性格がゆえに、いまの自分の勉強法に自信がもてない場合は、自信のなさから成績が伸び悩んでしまう可能性があります。

その結果、不安や焦りから偏差値の低い大学を選んでしまうかもしれません。

確認方法
  • ✔勉強時間に対して思うように成績が上がっていない
  • ✔問題集を一冊完全に仕上げた経験がない
  • ✔実践している勉強法や使用している問題集に自信がなく、友だちの勉強法や使用している問題集が気になる
  • ✔自分は要領が悪いと思っている
⇨対処法

 

  • ●学校の先生や塾、予備校の講師に相談し、自分に最適な勉強法を確立してやり遂げる
  • ●作成した計画や夏期講習のカリキュラム通りに進める
  • ●単元や分野別の講座の受講や、短い範囲やページ数の少ない問題集などを繰りかえし、一つひとつを着実に進め、自信につなげる
  • ●不安や焦りが襲ってきたら、学校の先生や塾、予備校の講師などからサポートを受け、すぐに解決する
⇨そんなあなたにおすすめ

個別指導塾家庭教師夏期合宿分野別講座レベル別講座

 

せっかち、うっかり型

問題を読みながら「早く問題を解きたい」「早く次の問題に進みたい」と二つ以上のことを同時に進めがちです。

うっかりミスにより入試で失点してしまうと、予期せぬ結果を招いてしまう恐れもあります。

確認方法
  • ✔常に動いていて、小さなミスに慌てることが多い
  • ✔定期テストや模擬試験で簡単なミスが多い
  • ✔人の話を聞きながら、ほかのことを考えてしまうこともある
⇨対処法

 

  • ●余裕をもって行動する
  • ●ミスをしないように問題に線や丸をつけるなど、ルールを作る
  • ●わかっていることでも、冷静に判断し確認する
  • ●演習が多い講座やテスト形式の講座を受講し、時間が少ない状態で正確に解く訓練をする
  • ●友だちや知り合いがいない講座を受講し、的確な判断ができるか訓練をする
⇨そんなあなたにおすすめ

集団指導塾志望大学別講座レベル別講座

 

完璧主義型

一つひとつを完璧にすることも大切ですが、完璧を求めすぎてしまうあまり、できない自分を責めてしまうようでは自信喪失になりかねません。

また、受験においては、必要のない科目や単元などを完璧にすることは戦略的ではなく、非効率になりがちです。

確認方法
  • ✔勉強計画が少しでも崩れると、最初から作り直したくなる
  • ✔完璧にできるまで次に進めない
  • ✔受験に必要のない科目や単元も完璧に勉強しようとする
⇨対処法

 

  • ●計画を立てる際は予備日を設け、多少の計画の遅れは気にしない
  • ●問題集などは80%正解できれば、次のレベルの問題集に進む
  • ●優先順位をつけ、戦略的に進める
  • ●塾や予備校のサポート体制を利用し、最優先にするべき勉強を明確にする
⇨そんなあなたにおすすめ

個別指導塾志望大学別講座試験別対策講座

 

ライバル敵対型

友だちへの競争心はモチベーションの維持につながりますが、「負けたくない」という気持ちが強すぎて相互的なライバル関係が築けない場合は、友だちとの付き合いに疲れてしまうかもしれません。

確認方法
  • ✔友だちとの付き合いが嫌に感じるようになってきた
  • ✔ライバル視している友だちの成績が上がるとイライラしてしまう
⇨対処法

 

  • ●友だちと成績の話をしない
  • ●友だちとは違う塾や予備校に通う、違う講座を受講する
⇨そんなあなたにおすすめ

個別指導塾ハイブリッド授業オンライン授業

夏休みの学習環境

 

塾の講師を変える

講師によって、講義内容や教え方はさまざまです。

自分に合った講師に巡り合うことで、理解が深まり勉強の成果が上がることや、嫌いだった科目が好きになることもあります。

また、大学受験に特化した知識や経験を伝授する講師、受験相談や進路指導を専門で行う講師もいます。

自分の性格や目的に合った講師を選び、受講してみましょう。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●嫌いな科目、苦手な科目の理解を深めたい
  • ●大学受験に特化した知識が知りたい
  • ●生徒から人気がある講師の講義を受けたい
  • ●話しやすく、質問がしやすい講師の講義を受けたい
  • ●受験相談や進路指導のサポートを受けたい

 

塾の自習室を利用する

長い夏の間に、生活リズムを保ちながら勉強を続けることはとても大変です。

生活が不規則になると身体に悪影響を及ぼし、勉強時間の管理が困難になります。

集中力を維持しながら勉強するためにも、自宅での勉強だけではなく自習室もうまく活用し、規則正しい生活を意識しましょう。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●テレビやマンガ、ゲームなどに囲まれた自宅では誘惑に負けてしまい、時間管理ができない
  • ●家族の生活音や周りの雑音が気になる
  • ●規則正しい生活ができるか不安がある
  • ●頑張っている受験生とともに勉強することで刺激を受け、モチベーションを維持したい
  • ●勉強場所を変え、気分転換をしながら勉強に集中したい

 

塾のオンライン授業を受講する

オンライン授業は、好きな場所で視聴できる点が特徴です。
オンライン授業には、「オンデマンド型授業」「同時双方向型(Live配信型)授業」があります。

オンデマンド型の授業は、好きな時間になんども繰りかえし視聴することができます。

そのため、自分のペースでゆっくり授業を受けたい受験生や、夏休みに部活がある受験生受講したい講座がある塾や予備校が自宅から遠い受験生に向いています。しかし、その場ですぐに質問することができない点はデメリットかもしれません。
基本的には一人で勉強を進めるため、自己管理が必要になります。

 

同時双方向型(Live配信型)の授業では、画面を共有することができます。
また、受講生が少人数の場合は その場で質問をすることも可能です。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●部活動で塾や予備校に通う時間がない、受けたい講座の時間に行けない
  • ●受講したい講座がほかの講座と重なってしまった
  • ●遠方の塾や予備校に受講したい講座がある
  • ●自分のペースで授業を受けたい

 

友だちと別行動で勉強する

友だちと一緒に塾や予備校、自習室に行くと、友だちから刺激を受けて勉強習慣がついたり、モチベーションが高まったり、というメリットがあります。

その反面、「自分の集中力が切れた時間に休憩できない」「疲れたときに帰宅することができない」「勉強よりも会話に夢中になってしまう」など、かえって非効率になってしまう場合もあります。

「一緒に勉強しよう」と誘われると断りづらいこともあるでしょうが、そのようなときは夏休みの期間だけ離れてみることも一つの解決策です。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●一人で時間管理をし、集中して勉強したい
  • ●友だちとの交際よりも勉強を優先させたい
  • ●友だちと比較されたくない
  • ●友だちと合わせるのではなく、自分に必要な勉強を効率的に進めたい

 

夏期講習はほかの塾に行くべき ?

教室で考え事をしている女子学生

夏期講習は、塾や予備校により講座内容や費用が異なります。

もしかしたら、いま通っている塾や予備校よりも自分に合った講座や指導形態があるかもしれません。

例えば、苦手分野の克服や補強のため、あるいは得意分野をさらに確実な得点源とするために、個別指導塾や家庭教師、予備校の単科講座などを集団塾と併用するという組み合わせ方法もできます。

また、志望校別の対策に特化した講座を設けている塾や予備校もあります。

夏期講習を申し込む前に、さまざまな講座の内容や授業形態、費用などを早めに比較検討し、最適な講座を選ぶようにしましょう。

夏期講習だけ違う塾に行くメリット

いつもとは違う環境でよい刺激を受ける

いつもと異なる環境に身を置くことで、新しい視点で物ごとを考えられるようになります。

新しい講師や友だちとの出会いは適度な緊張感をもたらし、中だるみの防止やる気の向上が期待できます。

同じ志望大学の受験生同士なら、オープンキャンパスや志望大学別の模擬試験などの情報交換などもモチベーションアップにつながります。

また、これから塾や予備校に通うことを検討している受験生や、通学している塾や予備校が合わないかもと思っている受験生は、夏期講習を受講することで塾や予備校の雰囲気を体感できます。

 

受けたい授業、コース、講師、指導方法を選択できる

塾や予備校によっては、科目ごと、分野ごとに受けたい講習を選択できます。

「復習に重点をおきたい」「たくさん演習をしたい」などの細かなニーズに対応した講習も多数あり、科目、単元、学力、目的などに応じて重点的に勉強することができます。

ほかにも、志望校への受験対策をしたい受験生は、志望校別、学部別などの講習を探してみましょう。

経験や実績が豊富な講師がいる講習なら、最新の受験情報や各教科への対策に精通しているため、新たな勉強方法や解法を指導してもらうことができます。

 

費用を抑えられる可能性がある

夏期講習の費用は、塾や予備校の講座内容や授業形態によって異なります。

講座の受講料以外にも、教材費などが必要な場合もあります。

ですが、 早期申し込みや、友だちや兄弟姉妹からの紹介による割り引き制度があれば、費用を安く抑えられるかもしれません。

ほかにも、校舎ごとに特別な割り引きキャンペーンを実施している塾や予備校もあります。

人気の塾や予備校は受講枠がすぐに埋まってしまう場合もあるので、早めにリサーチを開始し、まずは塾に問い合わせてみましょう。
複数の塾から受講プランと料金を提案してもらえば、比較検討もしやすくなります。

※夏期講習の受講特典として、「受講料無料」「模擬試験の受験料を割り引き」「入塾金免除」などのキャンペーンが開催されている塾や予備校もあります。

 

塾独自の情報を入手できる

大学入学共通テストだけではなく、それぞれの大学が実施する入試は、高校の学習指導要領に対応した内容で作成 されます。
また、近年の大学入試制度は多様化してきています。

塾や予備校によっては、大学入試センターから公表された共通テストの試作問題や、大学の過去の入試問題などを独自に分析し、出題傾向や設問形式などを予想した講義やテキストを用意しています。

塾や予備校がもつ豊富な情報とノウハウを吸収すれば、早めに受験対策をとりやすくなります。

志望校の受験対策に強い塾や予備校を見つけたいときは、過去の合格実績を調べるようにしましょう。
志望校への合格者を多数輩出している塾や予備校は、それだけノウハウが蓄積されていると判断できます。

夏期講習だけ違う塾に行くデメリット

環境に慣れるのに時間がかかる

今までとは違う塾や予備校に通うことで、環境の変化がストレスとなってしまう可能性があります。
人間関係だけではなく、自習室や休憩室の利用方法などの変化に戸惑うかもしれません。

評判や口コミだけに左右されず、解決したい課題や目的を明確にしてから受講するようにしましょう。

 

内容や教え方が自分に合うかわからない

それぞれの塾や予備校で講義のスピードや講師の教え方などが異なります。

特に、講師との相性は重要です。
板書をしない講師やプリントのみで説明する講師、話し方に特徴がある講師など、自分とは合わない点が気になってしまい、講義に集中できなくなる場合もあります。

可能であれば事前見学などをして、自分に合った講師であるか前もって情報を得ておくとよいでしょう。

夏期講習だけ違う塾に行く際の注意点

塾や予備校によっては、夏期講習だけで授業内容が完結する場合と、通常の授業の延長の場合があります。

それぞれの受講内容をよく確認して、夏期講習を選びましょう。
ここでは、夏期講習を選ぶ際に注意する点を紹介します。

 

サポート体制

どの講座を受講するべきかわからない受験生は、講座選択や組み合わせ方法などを一緒に決めていく塾や予備校も検討してみましょう。

公式ホームページにおすすめの受講プランが掲載されている場合もあります。
また、体調不良や急な用事で休んだ場合に、振替受講やオンライン講座で補講してもらえる塾や予備校もあります。

 

無理なく通える講座数にする

「二学期以降に不安がないように、夏休み中にいろいろ受講しておきたい。」と複数の夏期講習を選びすぎると、予習や復習、反復演習をする時間がなくなってしまうかもしれません。

勉強のインプットとアウトプットの黄金比率は、3:7である という調査があります。受講数がわからない場合は、この時間を目安に受講数を考えましょう。

例えば、一日10時間勉強するならば、3時間をインプット、7時間をアウトプットに充てます。
夏休み中の1ヵ月30日間では、300時間(30日×10時間)の勉強時間中、90時間(30日×3時間)をインプット、210時間(30日×7時間)をアウトプットに充てるよう勉強計画を作成しましょう。

予習時間90分と、授業を受ける時間90分の計3時間をインプットする時間として計算すると、1コマ90分で5日間開催される夏期講習の場合は、1ヵ月で6講座(3時間×5日間×6講座=90時間)の受講が目安です。

講座数の目安 自動計算(予習時間と受講時間をインプット時間として計算)

 

一日の勉強時間: 時間

授業時間:日間

計算結果:0講座(目安)

 

夏期講習を受講する準備

夏期講習を受講する前には、現在の学力レベルを確認する必要があります。
塾や予備校によっては、直近の模擬試験の結果を持参するよう求められたり、独自の学力テストを受けるよう案内されたりします。

また、受講講座によっては、事前に課題や答案の提出、予習、テキストや受講証の作成が必要な場合もあります。

オンライン講座を受講する際は、自宅のネット環境の整備アカウントの作成などが必要となります。
受講当日に戸惑わないために、できるだけ前もって準備をし、マイページの操作方法などを確認しておくようにしましょう。

ほかにも、自習室や休憩室等の利用条件が夏休み期間や校舎によって異なる場合もあります。
夏休みの勉強スケジュールを組むためにも、事前に確認しておきましょう。

夏期講習を受講するにはそれなりの準備が必要だと認識し、余裕をもって申し込むようにしましょう。

目的別 夏期講習の選び方

個別ブースが設置されている教室

夏休み期間は、基礎固め苦手科目や苦手分野の克服総復習などをする最後の機会です。
夏期講習を実施している塾や予備校はたくさんありますが、通常授業の延長の内容である場合もあります。
大事な受験シーズンの夏を無駄にしないためには、講習内容や講師を事前に確認し、目的に合った講習を選択しましょう。

授業形態から選ぶ

集団指導塾

集団指導塾の夏期講習は講座によって受講人数が異なり、1教室50人を超える多人数制と、10人程度の少人数制があります。

受講期間は、夏休み中の20~30日間くらい開講している塾や、1コマあたり50~90分の授業を4~5日間 開催をしている予備校が多いです。
申し込み時は、あらかじめ準備されている講習から必要な科目や分野を選択します。

基礎固めや弱点克服が目的の受験生は、単科や分野を学力に合わせて選択しましょう。

メリット

 

  • 個別指導塾と比べて料金が安い
  • カリキュラムが決まっている
  • ほかの受験生の頑張る姿勢から競争意識やモチベーションが高まる
  • ほかの受験生との比較や自分の学力の位置がわかりやすい
デメリット

 

  • 一人ひとりの理解度に関係なく進む
  • 質問がしにくい
  • 苦手な分野や弱点に合わせた勉強がしにくい
⇨こんな人におすすめ

 

 

個別指導塾

個別指導塾は、 講師と生徒が1対1の完全個別指導と、講師1名対生徒2名以上の少人数個別指導があります。

個別指導では、一人ひとりの状況や希望に合わせ、ポイントを絞った勉強指導をしてもらうことができます。
また、個々に合わせたオリジナルカリキュラムを作成してくれる個別指導塾もあり、一人で勉強管理をすることが苦手な受験生や、なにから勉強すればよいかわからない受験生におすすめです。

メリット

 

  • 必要な勉強だけに集中できる
  • 理解度に合わせて学習できる
  • 質問がしやすい
  • 友だち関係に悩まされない
  • 予定を組みやすい
  • 自分の好みに合う講師が選択でき、講師との信頼関係が築きやすく、学習相談などがしやすい
デメリット

 

  • 集団塾と比べて費用が高い
  • 競争相手がいないためモチベーションを高めることが難しい
  • 学習ペースを保つことが難しい場合がある
  • 自分の学力の立ち位置がわかりにくい
⇨こんな人におすすめ

 

  • 意志薄弱型、自己否定型
  • 完璧主義型
  • ライバル敵対型
  • ●苦手な分野がある
  • ●勉強方法がわからない
  • ●自分のペースで勉強したい
  • ●人見知りで質問ができない
  • ●周りに人がいると勉強に集中できない、周りの受験生と競争したくない
  • ●人間関係で悩まされることが多い

 

集団塾と個別指導塾で悩んでいる方はこちら↓

 

ハイブリッド授業

ハイブリッド授業とは、集団指導塾と個別指導塾を組み合わせた授業形態のことです。

集団授業で周りの受験生から得られる競争意識やモチベーションの維持をしつつ、個別指導の長所である一人ひとりにあった予習や復習方法を提案し、補習授業を行う授業形態です。

メリット

 

  • 集団指導で自分の実力を客観視できるので、個別指導でもモチベーションを維持しやすい
  • 苦手な科目は個別指導で補い、得意科目は集団指導で実力を伸ばすことで、両方の成績アップを図れる
  • 得意科目は個別指導で先取り学習を行い、集団指導を復習として使うこともできる
  • 得意分野を伸ばしつつ弱点対策を行えるので、自信をもちやすくなる
デメリット

 

  • 授業料が高くなる
  • 受講コースを増やしていく形式の場合は、スケジュールがタイトになる
⇨こんな人におすすめ

 

 

 

家庭教師

家庭教師は、自宅で授業を行う訪問型の家庭教師と、ビデオ通話やアプリを通して指導するオンライン家庭教師があります。

どちらも生徒には移動時間が発生しないため、時間の短縮や交通費の節約、学習時間の調整が可能です。

また、マンツーマンでの指導は、苦手な分野やあいまいになっている問題、解法の確認、手元を確認しながらの演習など、細部まで対応ができるため、塾や予備校で講義を受講した後の予習、復習にも最適です。
体調不良などの欠席の場合は、振り替え授業や、模擬試験の前などに授業を追加するなど、急な要望にも対応できるところが多いです。

オンライン家庭教師の場合は、遠方で訪問が難しい有名講師の授業を家庭で受けることもできます。
講師が自宅に訪問しないため、部屋の掃除やほかの家族への負担も少なくなります。

メリット

 

  • 個人の学習状況に応じてカリキュラムを作成できる
  • 開始時間や一日の学習時間、急な要望にも柔軟に対応できることが多い
  • 移動時間を短縮できる
  • 自宅で学習するため、環境の変化が少ない
  • 自由に質問がしやすい
デメリット

 

  • 塾や予備校に比べて費用が高い
  • カリキュラムが確立されていない場合がある
  • 適度な緊張感がなくなる
  • 講師との相性が合わない場合がある
⇨こんな人におすすめ

 

 

オンライン授業

オンデマンド型授業は、あらかじめ録画した映像をインターネットで配信します。
自分の好きな時間や場所で、見たい解説を巻き戻しやリピート再生をしながら視聴でき、より理解を深めることができます。

同時双方向型(Live配信型)授業では、リアルタイムに授業を配信します。
決まった時間に配信することで、生徒が講師に質問することや、生徒同士でのグループワークが可能です。

生活スタイルに合わせ、取り入れてみましょう。

メリット

 

  • オンデマンド型授業の場合は、好きな時間、好きな場所で、受けたい授業だけを繰りかえし受講し、復習することができる
  • 移動時間の短縮、交通費の削減ができる
  • 周りを気にしなくてもよい
  • 風邪などの感染を防ぐことができる
  • 遠方で通うことができない講座が受講できる
デメリット

 

  • 受験生同士の競争意識が芽生えにくい
  • 緊張感が少ない
  • オンデマンド型授業の場合は、その場で質問ができない
  • オンデマンド型授業の場合は、強制力が少なく、集中力の維持が難しい
  • ネット環境の整備や通信トラブルの対応が必要
⇨こんな人におすすめ

 

  • ライバル敵対型
  • ●自己管理ができる
  • ●自己分析ができる
  • ●勉強が得意で、苦手な分野を把握している
  • ●家の近くに志望校への受験対策に強い塾がないる

 

オンライン授業の詳しい説明はこちら↓

 

夏期合宿

夏期合宿は、塾や予備校が数日~数週間の期間で開催しています。

カリキュラムが決まっているため、勉強計画を立てることが苦手な受験生や、自己管理が不安な受験生、自宅ではテレビやスマートフォンなどの誘惑に負けやすい受験生におすすめです。
規則正しい生活を保ち、周りの受験生とモチベーションを高めあいながら勉強に集中できます。
自宅で長い時間勉強する習慣がない受験生には、短期で集中力を養うことができる機会になります。

しかし、夏期合宿のための準備や移動などで時間が取られることや、一人の時間が少なくなるためストレスに感じること、自分に合ったレベルの勉強や復習、演習といったやりたい勉強ができない可能性もあります。

メリット

 

  • 短期間に集中して勉強できる
  • 勉強習慣が身につく
  • 授業後の予習、復習時も質問ができる
  • 生活リズムが乱れない
  • 同じ環境にいる受験生から刺激を得るため、モチベーションを保つことができる
デメリット

 

  • 受塾や予備校の夏期講習よりも費用が高い
  • 常に周りに人がいるためストレスになる
  • 自分のペースでやりたい勉強ができない場合がある
⇨こんな人におすすめ

 

 

授業内容から選ぶ

 

志望大学別講座、試験別対策講座

夏期講習のなかには、志望大学別講座や共通テスト対策講座などもあります。

受験対策に重点を置いた夏期講習では、過去の入試問題から出題傾向などを分析し、それぞれの入試に特化した問題を重点的に学習することができます。

ただし、基礎学力があることを前提として講義が進むため、基礎問題に自信がない場合は注意が必要です。

ほかにも、小論文や志望理由書の書き方指導、面接の演習、プレゼンテーション対策などを行っている塾や予備校もあります。
独学では対策が難しいため、時間がある夏休みから始めることをおすすめします。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●基礎学力がある人
  • ●志望大学が決定している人
  • ●過去の入試問題を解いたことがある人

 

分野別講座、レベル別講座

苦手科目や苦手分野を克服したい場合に有効です。
一日複数コマを数日間連続で開催する講座や、1科目を朝から夕方まで数日間受講する講座もあります。

講義がおもな講座や、解説や演習が中心で進める講座もあり、目的に合わせて選択することができます。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●苦手分野を集中的に克服したい人
  • ●学力に応じた勉強がした人
  • ●演習のみなど、自分に合ったスタイルで勉強したい人

 

オプションから選ぶ

自習室

自宅で集中して勉強できない受験生には、自習室が備わっている塾や予備校がおすすめです。
使用していない教室を自習室として開放している場合や、仕切りで区切られた個別ブースが用意された自習室講師が常駐し生徒の質問に答えてくれるなど、塾や予備校よって利用条件が異なります。

同じ系列の塾や予備校でも、教室によって自習室の有無や自習環境が異なる場合もあるので、近くの教室に問い合わせてみましょう。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●自宅では誘惑に負けてしまう人
  • ●集中力を維持するため環境を変えたい人

 

進路アドバイス、勉強管理などのサポート体制

専門のコンサルタントがいる塾や予備校は、入試や志望校に関する最新情報を得やすく、進路相談や学習相談にも対応しているため、一人でどのように勉強すればよいかわからない受験生におすすめです。

担任制で受験終了まで一人の講師が担当する塾や予備校は、自分のレベルやペースに合わせた指導を受けたい受験生や、一年を通じて同じ講師からサポートしてもらいたい受験生に向いています。

ほかにも、学校推薦や総合型選抜などの受験を考えている受験生向けには、面接指導講習ごとの予習、復習をサポートしている塾や予備校もあります。

いずれも、満席になると募集を締め切ってしまう可能性が高いです。
また、人気の講座は内部生からの予約で残席わずかとなっている場合もあります。

⇨こんな人におすすめ

 

  • ●勉強計画に不安がある人
  • ●志望校が決まっていない人
  • ●最新の入試情報を入手したい人

 

※夏期講習は、塾や予備校によって異なりますが、7月上旬から8月下旬までの期間で開催されます。
申し込み受け付けは、早いところでは6月上旬から始まり、早期割引などのキャンペーンを実施している塾や予備校もあります。
人気の講習は早々に満席となってしまう可能性もあるので、できるだけ早めに申し込むようにしましょう。

編集後記

夏期講習は、夏の勉強計画を作成するうえで、軸となる大切な講習です。
自分の現状を把握し、目標通りに実力を上げるためには、自分に適した夏期講習を選ぶことが重要となります。

二学期以降の受験勉強をスムーズに進め、実践演習をスタートできるように準備し、合格を勝ち取りましょう。

夏期講習

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