中高生が勉強できる場所6選~最適な勉強場所を見つけよう~
2023.03.07
あなたは、自分に適した場所や環境で、勉強に取り組めていますか?
「勉強がはかどらない」「勉強に集中できない」といった場合、集中して勉強できる最適な場所を確保できていないのかもしれません。
この記事では、「図書館」や「カフェ」など6つの勉強場所を取り上げ、勉強するシチュエーション別に、おすすめの勉強場所をご紹介しています。
また、勉強場所ごとのメリットとデメリットや、おすすめの学習内容についてもあわせて説明しています。
この記事を参考にして、あなたにとって最適な勉強場所を探してみてくださいね。
目次
シチュエーション別、おすすめの勉強場所
上図では、勉強場所として「図書館」「カフェ」「ファミレス」「空き教室」「公民館」「自宅」の6つを取り上げ、それぞれの特徴ごとに分類しています。
上下の軸は、勉強する人数を表しており、上の方に位置する勉強場所はひとりで勉強することに適しています。
逆に、下の方に位置する勉強場所は、ひとりより複数人で勉強するときに利用した方が効果的です。
たとえば公民館や学校の空き教室は、自習専用のスペースとして利用できるため、複数人で利用することに適しています。
左右の軸は、勉強場所の雰囲気を表しており、右にいくほど静かな場所、左にいくほどにぎやかな場所になります。
静かな場所で勉強したい人は右側のエリアから、にぎやかな環境の方が集中できる人は、左側のエリアから勉強場所を選ぶとよいでしょう。
以下、勉強するシチュエーション別に、おすすめの勉強場所をご紹介します。
ひとりで勉強したいとき
おすすめの勉強場所
ひとりで勉強したい人におすすめの場所は、「自宅」「図書館」「カフェ」です。
特に、自宅や図書館は、ひとりで静かに勉強したい人にとって、最適な場所です。
どちらも、ほかの勉強場所と比較して騒音が少なく、静かな場で集中して勉強できます。
カフェも、ひとりで勉強しやすい場所です。
周囲に勉強や作業をしている人も多いため、ひとりで勉強しやすい環境といえるでしょう。
自宅や図書館と比べると、にぎやかな雰囲気ですが、ある程度にぎやかな環境の方が集中できるという人には、おすすめです。
最近は、ネット環境や電源場所が完備されているカフェも多く、こうした作業スペースが提供されている場合は、比較的静かな環境で勉強できるでしょう。
すきま時間活用法
通学中やちょっとした待ち時間など、短い空き時間を有効活用することで、ほかの学生よりも多くの勉強時間を確保できます。
すきま時間で勉強できる場所として、電車やバスの中が挙げられます。
通学時に電車やバスを利用している人は、車内で「英単語を覚える」「英語の音声を聞く」「ノートを見返す」といった学習ができます。
特に、英単語などの暗記は、こまめに復習をする必要があるため、短時間の反復学習に適しています。
毎日の通学時間で暗記学習を行い、それを習慣化させることで、記憶の定着率が上がることでしょう。
また、「到着までに30単語覚える」などと目標を立てることもでき、集中力を高めることができます。
コンビニのイートインスペースも、すきま時間の学習におすすめです。
コンビニは家や学校の近くにあることが多く、軽食や飲み物を買いに行くために、利用している人は多いと思います。
食べ物や飲み物を購入するついでに、イートインスペースで勉強をしてみてはどうでしょうか。
登下校の間や、待ち時間などのちょっとしたすきま時間に、単語を覚える、参考書を読むなどの学習ができます。
すきま時間を有効活用したい、いつもと違う場所で勉強したいという人は、ぜひ利用してみてください。
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友達と勉強したいとき
おすすめの勉強場所
友達と勉強したい人におすすめの場所は「ファミレス」「空き教室」「公民館」です。
学校の空き教室は、広々としたスペースを自由に使うことができるため、友達と勉強したいときに最適です。
たとえば、何人かの友達と勉強したいとき、教室の机を移動させて、向かいあうような形を作ることができます。
そうすることで、友達とわからない問題を教えあいながら、勉強を進めることが可能です。
また、公民館も友達と勉強する場所としておすすめです。
近隣の学生に向けて、自習室を開放しているところも多く、グループ学習用のスペースが提供されています。
ただし、私語やグループ学習を禁止している施設もあるので、事前にホームページなどで確認しておく必要があるでしょう。
ファミレスも友達と勉強する場所に向いています。
ほかの勉強場所と比べて、雰囲気がにぎやかなため、友達同士で勉強を教え合ったり、勉強の合間におしゃべりしたりしやすいのではないでしょうか。
ただし、自習禁止や、利用時間などの規則がある場合は、必ず守るようにしましょう。
すきま時間活用法
友達と過ごしている間のすきま時間を活用する方法として、友達と問題を出しあうことができます。
授業の間の休み時間や、お昼休み、放課後などを利用して、英単語や社会の一問一答などに、友達と取り組んでみましょう。
たとえば、英単語なら、友達に英単語を読み上げてもらい、日本語訳を答えるといった学習ができます。
慣れてきたら、今度は、友達に日本語訳を読み上げてもらい、英単語を答えるようにしましょう。
あらかじめ出題範囲を決めておいて、友達と問題を出しあうときまでに、その範囲の英単語を覚えてくるという方法もあります。
友達と、「来週までに覚えてこよう」などと約束することで、暗記学習のモチベーションが上がるのではないでしょうか。
また、ひとりで英単語を覚えるときは、単語帳の順番で覚えてしまうことがあると思います。
友達にランダムで出題してもらうことで、本当に英単語を覚えたのかテストすることができます。
カップルで勉強したいとき
おすすめの勉強場所
勉強デートをするなら、「図書館」「カフェ」「ファミレス」を利用するのがよいでしょう。
彼氏や彼女と一緒に勉強したいけれど、静かな環境で勉強に集中したいという人には、図書館をおすすめします。
図書館は、ゲームや漫画といった娯楽がないため、目の前の勉強に集中できます。
また、本が好きなカップルであれば、休憩時間に館内の本や雑誌を手に取って自由に閲覧することも可能です。
私語はできませんが、お互いの好きな本のジャンルや、興味関心のある分野を知ることができるので、楽しめるのではないでしょうか。
適度に会話をしながら勉強したいカップルの場合は、カフェやファミレスがよいでしょう。
カフェやファミレスであれば、わからない問題を教えあいながら勉強を進められます。
また、学校の図書館とは異なり、通っている学校が違うカップルでも、一緒に勉強することができます。
ただし、カフェやファミレスで勉強するとなると、利用時間を気にする必要があるため、勉強に集中しづらい可能性があります。
混雑時は周囲の迷惑にもなりかねないので、空いている時間帯を狙って利用しましょう。
また、カップルで勉強する際は、相手がどういった環境を好むのか確認することも大切です。
お互いが集中できる状態で、勉強に取り組みましょう。
すきま時間活用法
中学生や高校生のカップルが、すきま時間に勉強できる場所として、学校図書館があります。
同じ学校の施設なので、移動に時間がかからない点が魅力です。
休み時間や放課後などの空いた時間に、すぐに勉強を開始できます。
また、付き合う前や付き合いたてのカップルの場合は、二人きりの勉強デートに誘いづらいという人もいると思います。
そんなとき、学校図書館であれば、放課後に「図書館で勉強して帰ろう」と、気軽に相手を誘うことができるのではないでしょうか。
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勉強場所別、メリットとデメリット
ここでは、勉強場所ごとにそれぞれメリットとデメリットを比較していきます。
それぞれの場所ごとに、おすすめの教科や学習内容についてもご紹介しているので、参考にしてみてください。
図書館
図書館のメリット
図書館のメリットとして
- 静かで集中しやすい
- 無料で利用できる
- 利用時間を気にしなくてよい
といった点が挙げられます。
飲食店とは異なり、周囲の目を気にしなくてよいため、勉強に専念できる点が魅力です。
読書が好きな人であれば、息ぬきに本や雑誌を借りて読むこともできます。
読書をすることで、読解力や理解力、新たな知識を養うことがでるため、結果的に受験勉強にも役立つでしょう。
また、地域の図書館だけでなく、大学図書館も利用してみてはどうでしょうか。
一般利用の場合は申請書の提出や登録料金などが必要ですが、夏休みなどの長期休暇は、中高生向けに無料で図書館を開放していることがあります。
特に大学受験を控えた学生であれば、大学の図書館を利用することで、大学生が勉強する様子を知ることができ、受験勉強のモチベーションを高められるのではないでしょうか。
一度、大学図書館のホームページなどで、夏期休暇の利用状況を確認してみてください。
利用可能であれば、夏期休暇の勉強場所として積極的に利用してみましょう。
図書館のデメリット
- 試験期間は席の確保が難しい
- 夜遅くまで開いていない
- 私語や飲食ができない
といった点は、図書館を利用するときのデメリットとなるでしょう。
図書館で勉強をしたい人は多いため、試験期間や受験シーズンになると、座席の確保が難しくなる可能性があります。
また、図書館は夜遅くまで開いていないため、放課後や部活終わりは利用しにくいでしょう。
午前中から勉強に取り組める休日の利用がよさそうです。
図書館でおすすめの学習内容
図書館では、全教科の過去問演習をするのがおすすめです。
特に、英語、国語、数学の主要3教科の学習をおすすめします。
なぜなら、英語の長文問題や現代文、数学の問題は、長時間の集中力と思考力が必要だからです。
図書館の雰囲気は、試験本番の静けさと似ているため、本番を想定した実践演習に適しています。
館内は周囲に勉強している学生が多いため、適度な緊張感を持って、過去問演習に取り組めるでしょう。
また、図書館には、ゲームやテレビ、マンガといった娯楽がないため、苦手教科の学習を行ったり間違えた問題をまとめて解き直したりして、自分を追いこむことができるでしょう。
ただし、問題集や過去問集の持ち込みを禁止している図書館もあります。
利用する図書館が自習可能かどうか、必ず確認するようにしましょう。
カフェ
カフェのメリット
カフェのメリットとして、
- オシャレな雰囲気で気分を上げられる
- 休憩時にドリンクやフードを頼める
- 会話しながら勉強できる
といった点が挙げられます。
多くのカフェが、快適な場所を提供することをコンセプトにしており、落ち着いた雰囲気で勉強を進めることができます。
店内のBGMや内装がおしゃれなので、気分を上げたい人や、静寂な雰囲気が苦手な人にとって最適な勉強場所といえます。
カフェのデメリット
- 長時間利用できない
- 価格が高い
- 席の確保が難しいことがある
といった点は、カフェを勉強場所として利用する際のデメリットとなるでしょう。
雰囲気のよいおしゃれなカフェは、価格が高い傾向にあるため、毎回利用していると、飲食代がかなりかかってしまいます。
また、長い間居座ると、お店側にも迷惑になるので、勉強場所として長時間利用することは難しいでしょう。
カフェでおすすめの学習内容
カフェでは、苦手科目の問題を解く、英単語や英文法などの暗記系の学習をおすすめします。
なぜなら、苦手科目や暗記学習は、長時間だらだらと勉強するより、短時間で集中的に取り組んだ方がよいからです。
「長時間利用できない」、「価格が高い」といったデメリットを持つカフェだからこそ、短時間で元を取ろうとする意識が生まれるため、効率よく勉強が進められます。
たとえば、数学が苦手な人の場合、数学のテキストやワークなどの使用教材だけを持参して、自習しに行くのがよいでしょう。
そうすることで、後回しにしがちな苦手科目の演習を、強制的に行うことができます。
持参するワークは、「二次関数」や「図形」など分野ごとに例題や練習問題が載っているワークを選びましょう。「今日は二次関数の問題を30問解く」などと一日の目標を立てやすいため、分野を絞って集中的に取り組むことが可能です。
英単語の暗記学習であれば、「新しい範囲の英単語を50語覚える」などと目標を設定し、カフェを利用している時間内で覚えきってしまいましょう。
英文法を学習するときは、「比較」、「仮定法」、「関係詞」などの苦手な単元をピックアップし、特定の単元を集中的に学習していきましょう。
ファミレス、ファストフード店
ファミレス、ファストフード店のメリット
ファミレスやファストフード店を利用するメリットとして以下のようなものがあります。
- お手頃な価格で、料理やドリンクを注文できる
- 会話しながら勉強できる
- 入店や注文の待ち時間が少ない
ファミレスやファストフード店は、にぎやかな場所で勉強したい人や、友達と会話しながら勉強したい人に適した場所です。
食べ物やドリンクなどの価格もリーズナブルで、学生にとって利用しやすいのではないでしょうか。
また、ファミレスではドリンクバーを注文できるため、長時間の勉強に好都合です。
勉強の合間に好きなドリンクを飲んで、気分転換できます。
ファミレス、ファストフード店のデメリット
ファミレスやファストフード店を利用する際のデメリットとして
- 騒音で、集中できない場合がある
- 長時間利用できない
- 店のスタッフやほかの来店客の迷惑になることがある
といった点があります。
店内には、ほかの人の話し声や呼び出しベルの音、厨房の音などの雑音が混ざり合っています。
周囲の音が気になる人は、集中して勉強できないのではないでしょうか。
また、ファミレスやファストフード店は、本来食事をする場所であり、勉強をするための施設ではありません。
昼食時や休日などは長時間の利用を避ける、お店が指定する利用時間がある場合は厳守するなどして、他の人の迷惑にならないようにしましょう。
ファミレス、ファストフード店でおすすめの学習内容
ファミレスやファストフード店で勉強するのにおすすめの教科は、社会や理科などの暗記科目です。
にぎやかな場所では、過去問や苦手科目にじっくりと向き合うよりも、覚えにくい事柄を付箋やノートに書きこんで、「まとめノート」を作ることをおすすめします。
特に、理科のなかでも、暗記事項の多い生物や地学は「まとめノート」を作ると効果的です。
たとえば、生物では、「腎臓や肝臓のはたらき」や「細胞の構造」など、細かな知識を正確に記憶することが求められます。
「まとめノート」を作ることで、図やイラストを描いたり、各器官の名称を記入したりして、手を動かしながら楽しく暗記学習を進めることができるでしょう。
社会の問題は、覚えていないと解けない知識問題が多くを占めるため、分からない問題を考えていても時間の無駄です。
答えが出てこないときは、問題番号にチェックを入れ、赤やオレンジのペンで正しい解答を書き込むという学習を行いましょう。
赤系の色ペンで書き込んだ解答は、赤シートで隠れるので、いつでも確認ができます。
学校の空き教室
空き教室のメリット
学生におすすめの勉強場所として、学校の空き教室があります。
空き教室のメリットは、
- 教科担任に質問ができる
- 移動時間がかからない
- 友達と会話しながら勉強できる
といった点が挙げられます。
休み時間やお昼休み、放課後などの時間帯に、いつでも利用できることが魅力です。
学校内の空いている教室を探せばよいだけなので、余計な移動時間や勉強場所を探す労力がかかりません。
そのため、すぐに勉強を開始したい、移動に時間をかけたくない人には最適な勉強場所といえるでしょう。
教室の施錠があるため、夜遅くまで使用できませんが、平日の空いた時間を有効活用して勉強することができます。
また、学校の空き教室は、定期試験中の利用をおすすめします。
なぜなら、試験範囲の質問を、教科担任に質問することができるからです。
空き教室で勉強しながら、わからない問題が出てきた際は、教科担任のところへ行って疑問を解消しましょう。
空き教室のデメリット
デメリットとしては、
- 夜遅くまで利用できない
- 休日は利用できない
という点があります。
平日の夜遅くまでの利用や、休日の利用はできませんが、放課後の空いた時間などに工夫して利用するとよいでしょう。
空き教室でおすすめの学習内容
空き教室で勉強するのにおすすめの教科は、英語と国語です。
特に、英語や現代文、古典などの音読学習をおすすめします。
なぜなら、音読学習は、発話可能な場所が適しているからです。
人目のある環境や私語禁止の場所では、音読学習に取り組むことができません。
しかし、空き教室であれば、周囲の目を気にせずに音読学習を取り入れることが可能です。
英語の音読は、リーディング、スピーキング、リスニング、ライティングの4技能を鍛えることができるといわれています。
前のフレーズから読み進めるため、英語の語順のまま、意味を理解する力を養うことができます。
これは、リーディングやライティングの速度を速くすることにもつながります。
また、教材のスクリプトを見ながら、お手本の音声に合わせて発声を行う「オーバーラッピング」という音読学習法を行うことで、リスニング力やスピーキング力を鍛えることもできます。
このように、音読は、総合的な英語力の向上が期待できると考えられます。
空き教室で勉強する際は、ぜひ音読学習を取り入れてみてください。
公民館
公民館のメリット
地域の公民館も、おすすめの勉強場所です。
メリットとして、
- 無料で利用可能
- 利用時間を気にしなくてよい
といった点が挙げられます。
また、グループ学習用の机や椅子や、ひとりずつ仕切られた個人向けの自習室など、広々としたスペースが提供されています。
地域によっては、図書室が併設されていることもあり、友達と会話しながら勉強したい人から、ひとりで集中したい人まで、快適に学習することができます。
公民館のデメリット
- 営業時間が短い
- 事前予約が必要な場合あり
といった点は、デメリットとなるでしょう。
事前予約が必要な場合があることや、営業時間の短さから、いつでも気軽に利用できるわけではなさそうです。
また、地域によっては自習室を提供していない公民館もあるため、近くの公民館が利用できるか確認する必要があるでしょう。
公民館でおすすめの学習内容
公民館での勉強におすすめの教科は、数学です。
なぜなら、友達と公民館で勉強する場合、わからない問題を教え合いながら学習を進めることができるからです。
数学は、問題を解く過程で、問題文の条件や公式をどのように利用するか考える必要があります。
しかし、わからない問題の場合は、解き方を考えるのに時間がかかります。
そのため、数学でわからない問題に出会ったときは、理解している友達に解法を説明してもらうとよいでしょう。
そうすることで、問題を解くための流れを、簡単に理解することができます。
自分より理解度の高い友達に質問して、ひとりで悩む時間を少しでも削減しましょう。
また、教え合う学習方法は、質問する側だけでなく、教える側にもメリットがあります。
それは、教える側自身の理解度や思考力を高めることができるということです。
人に教えるためには、その問題を解くための知識やプロセスをきちんと理解して、言語化できる必要があります。
教えることを通して、教える側は理解度を深めたり、考え方を整理したりできます。
自宅
自宅のメリット
自宅学習には、以下のようなメリットがあります。
- いつでも勉強を開始できる
- 場所や空間を自由に使える
- 持ち運びに不便な辞書や参考書を使用しやすい
- いつでも休憩できる
自宅学習の場合、勉強場所が見つけられなくても、すぐに勉強を開始できます。
勉強場所を探す手間や、移動にかける時間を省くことができるため、その分勉強時間が増えます。
また、場所や空間を自由に使える点も魅力的です。
たとえば、座りっぱなしで疲れてきたとき、立ち上がったりストレッチをしたりして、気分転換できます。
少し休みたいときは、周りの目を気にせずに仮眠をとることもできます。
勉強のペースやコンディションに合わせて環境を変えられる点は、自宅学習のよいところだといえるでしょう。
また、あまり持ち運びたくない重たい参考書や辞書を自室に保管し、いつでも見られる点もメリットのひとつです。
自宅外で勉強するとなると、使用する参考書や問題集などを持ち運ぶ必要があります。
分厚い参考書や資料集などは持ち運びに不便なため、外で勉強するときは使用教材を厳選しなければなりません。
一方、自宅学習の場合は、必要な参考書や資料集がすべてそろっているため、使いたい教材を自由に確認できます。
参考書がぎっしり詰まった重たい鞄を運ぶ必要もないので、ストレスなく勉強に取り組めるでしょう。
自宅のデメリット
自宅学習をするうえで、
- 誘惑が多い
- 周囲の目線が少ないため、集中が途切れやすい
といったデメリットがあります。
自宅には、マンガやゲーム、テレビといった誘惑が多く、勉強以外のことに意識を向けがちです。
また、自室で勉強するときは周りに人がいないので、緊張感がなくなり、ついついスマホをいじってしまうことも多いのではないでしょうか。
自宅学習だと集中できない人は、自宅学習を充実させるための工夫が必要です。
まずは、「リビング学習」を取り入れてみましょう。
家族が生活しているリビングで勉強すれば、ほかの人から見られているという緊張感が生まれ、集中力を保つことができます。
家族に協力してもらい、環境を整えてもらうことも必要です。
リビングに勉強スペースを作る、テレビのボリュームを小さくしてもらうなど、家族に協力してもらうようお願いしましょう。
そして、スマホはけじめを持って利用するようにしましょう。。
「ごはんを食べた後、30分だけ利用する」といったルールを定め、時間を決めて利用するとよいです。
自分で管理ができない人は、親に預ける、タイマー付きのスマホボックスに収納するといった方法もあります。
親に預けてしまえば、スマホを触ることができないので、勉強に集中できます。
また、スマホ依存の人には、「タイマー付きのスマホボックス」の使用がおすすめです。
指定した時間までスマホを取り出せなくなるため、強制的にスマホ時間をなくすことができます。
自宅でおすすめの学習内容
自宅でおすすめの学習内容は、英語、古典、数学の朝学習です。
朝起きてすぐに、英単語や古文単語を確認する、数学の問題を一問だけ解くなどして、自分なりの勉強ルーティンを作りましょう。
朝の時間に、寝る前に覚えた英単語や古文単語などを確認することで、記憶の定着率が高まります。
また、解けなかった数学の問題を、一問だけでもよいので、解き直すことをおすすめします。
朝の限られた時間のなかで数学の問題を解くことにより、自然と解くスピードが上がり、集中して勉強することができます。
自宅で朝学習を取り入れて、朝のぼんやりとした脳を活性化させ、一日の勉強リズムを作りましょう。
アプリを使った時間管理についてはこちら↓
まとめ
本記事では、中学生、高校生におすすめの勉強場所を6つ取り上げ、勉強場所ごとの特徴や、メリットとデメリットについて詳しくお伝えしました。
自分の性格や、学習の目的に合わせて、最適な勉強場所を見つけられるようになると、勉強の効率や集中力が上がってくると思います。
また、自宅でも工夫さえすれば集中できるため、勉強場所が見つけられないときは、自宅での勉強に切り替えてみましょう。
自宅学習ができるようになると、計画性や自己コントロール力がつきます。
それは、受験勉強の不安やプレッシャーを乗り越えるうえで、重要な力になるでしょう。
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